【投資と心理93】フィンランドの兵役の知能検査と、株の売買の記録を突き合わせた研究。差が出たのは、損の持ち方と、群れへの乗り方でした

【投資と心理93】フィンランドの兵役の知能検査と、株の売買の記録を突き合わせた研究。差が出たのは、損の持ち方と、群れへの乗り方でした

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マネー・副業
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

投資と心理の話の93回目です。前回は、自分の口座の成績が良かった年ほど、翌年の積立を増やしていた研究でした。
今回は、売買の癖が、人によってどれくらい違うのかを見た研究です。



調べたのは、グリンブラット、ケロハルユ、リンナインマーです。2011年の論文の草稿で、のちに学術誌に載っています。

フィンランドでは、男性のほぼ全員が兵役に就き、そのとき知能検査を受けます。算数、言葉、論理の120問です。
論文は、1982年から2001年までのこの検査の点と、1995年から2002年までの国内の全世帯の株の売買の記録を、1人ずつ突き合わせました。



結果はこうでした。

検査の点が高い人ほど、得をしている株を早く売り、損をしている株を持ち続ける癖が弱くなっていました。
1か月の安値で買い、1か月の高値で売る、という売買も多く、みんなと同じ向きに乗る売買は少なくなっていました。

点が高い人の持ち株は、平均より低い人の持ち株より、年に2%以上よく上がっていました。市場に入った時期の違いまで考えると、4%以上の差でした。
資産の大きさや年齢をそろえても、この差は残っていました。



この研究の、私にとっての読みどころは、差がどこに出ていたかです。

検査の点そのものは、変えられません。でも、差が出ていたのは、損をしている株を持ち続けるか、急な値動きのあとにみんなと同じ向きに乗るか、という行動でした。
行動なら、記録で見て、変えることができます。



取引に置き換えるなら、2つの数字です。

1つは、含み損のまま持っていた日数と、含み益のまま持っていた日数の比べです。
もう1つは、大きく動いたあとに、動いた向きに入ったか、逆に入ったかの数です。

記録から、この2つを数えてみてください。自分の癖が、数字で見えてきます。

なお、これはフィンランドの株の研究で、FXで確かめた研究ではありません。

保有日数や入った向きを記録から数える過去検証も、ご依頼をお受けしています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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