【投資と心理90】買うときに見える手数料は避けるようになった。毎年引かれる見えにくい費用は、40年近くで6割増えても避けられなかった話

【投資と心理90】買うときに見える手数料は避けるようになった。毎年引かれる見えにくい費用は、40年近くで6割増えても避けられなかった話

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マネー・副業
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

投資と心理の話の90回目です。前回は、1年だけ勝ったデイトレーダーの多くが、翌年は続かなかった研究でした。
今回は、同じ費用でも、見えるかどうかで扱いが変わる、という研究です。



調べたのは、バーバー、オーディーン、ジェンです。2005年の論文です。

アメリカの投資信託には、大きく2種類の費用があります。
1つは、買うときに1回取られる手数料です。最初の明細を見れば、入れた金額より減っているので、すぐ分かります。
もう1つは、毎年、運用の成績から引かれる費用です。成績は毎年上下するので、引かれた分は見えにくくなります。



まず、長い流れです。

買うときに手数料を取る投資信託に入っていたお金の割合は、1962年の91%から、1999年には35%まで下がりました。
一方で、毎年引かれる費用は、同じ期間に0.54%から0.90%へ、6割以上増えていました。



次に、1970年から1999年までの、どの投資信託にお金が集まったかです。

買うときの手数料が高い投資信託ほど、お金は集まりませんでした。
ところが、毎年引かれる費用が高くても、お金は減っていませんでした。むしろ、広告や販売のための費用が多い投資信託ほど、お金が集まっていました。



最後に、1991年から1996年の、7万8,000世帯の売買の記録です。

投資信託を初めて買った人と、2回目以降の人を比べました。
2回目以降の人が払った買うときの手数料は、初めての人のおよそ半分でした。経験から覚えていました。
ところが、毎年引かれる費用のほうは、初めての人とほとんど変わりませんでした。



取引に置き換えるなら、スプレッドと、持ち越しの費用だと思います。

注文のたびに見える手数料には気をつけても、スプレッドや、持ち越すたびに引かれる費用は、損益にまぎれて見えにくくなります。
月に一度、スプレッドと持ち越しの費用を、金額に直して合計してみてください。見えにくい費用が、見えるようになります。

なお、これはアメリカの投資信託の研究で、FXで確かめた研究ではありません。

費用を取引ごとに金額に直して数える過去検証も、ご依頼をお受けしています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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