【投資と心理89】1年だけなら、デイトレーダーの2割が手数料を引いても勝っていた。翌年も続けて勝てたのは、1%に届かない人たちでした

【投資と心理89】1年だけなら、デイトレーダーの2割が手数料を引いても勝っていた。翌年も続けて勝てたのは、1%に届かない人たちでした

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マネー・副業
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

投資と心理の話の89回目です。前回は、取引の前に気持ちが高ぶると、市場の価格が押し上げられた実験でした。
今回は、勝っている人の腕が、翌年も続くのかを数えた研究です。



調べたのは、バーバー、リー、リウ、オーディーンです。2014年の論文です。

材料は、台湾の証券取引所の、1992年から2006年までの取引の記録です。
台湾では、1年に平均でおよそ45万人が、同じ日のうちに買って売るデイトレードをしていました。



まず、1年ごとに見ます。

手数料と税金を引いても勝っていた人は、ふつうの年で、およそ2割いました。
ただ、これだけでは、腕なのか運なのか分かりません。人数が多ければ、運だけで勝つ人も必ず出てきます。



そこで、ある年の成績で順位を付け、その人たちの翌年の成績を見ました。

前の年の上位500人は、翌年も、手数料を引いたあとで1日0.379%、市場より上回っていました。
前の年に負けていた人たちは、翌年も、手数料を引いたあとで1日0.289%下回っていました。

上位の腕は、続いていました。ただし、翌年も手数料を引いて勝ち続けたと言えるのは、上位の約4,000人まで。45万人の1%に届きません。



もう1つ、面白い比べ方があります。

成績の代わりに、取引の多さで順位を付けた上位500人も見ています。
この人たちは、手数料を引く前は1日0.144%勝っていました。でも、手数料を引くと、1日0.074%の負けでした。
たくさん取引していることと、腕があることは、別のことでした。



取引に置き換えるなら、自分の成績の見方だと思います。

1年勝てた、というだけでは、運が混ざっています。年ごとに成績を分けて、同じやり方で2年続けて勝てているかを見てみてください。
費用を引いたあとの数字で見るのも大事です。

なお、これは台湾の株のデイトレードの研究で、FXで確かめた研究ではありません。

年ごとに成績を分けて並べる過去検証も、ご依頼をお受けしています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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