【投資と心理87】損をして売った株の買い戻しは、得をして売った株の半分以下だった。売ったあとに上がった株も避けられていた話

【投資と心理87】損をして売った株の買い戻しは、得をして売った株の半分以下だった。売ったあとに上がった株も避けられていた話

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マネー・副業
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

投資と心理の話の87回目です。前回は、手数料を払って覚えたことが、1か月に1割ずつ薄れていく研究でした。
今回は、一度売った株を、また買うかどうかの研究です。



調べたのは、ストラヒレヴィッツ、オーディーン、バーバーです。2011年の論文です。

材料は、アメリカの2つの証券会社の売買の記録です。
1つは、手数料の安い大手の証券会社の6万6,465人、1991年から1996年まで。もう1つは、担当者の助言も受けられる大手の証券会社の59万6,314人、1999年6月までの30か月分です。

見たのは、1年以内に売った株を、また買ったかどうかです。



結果はこうでした。

前に得をして売った株は、損をして売った株より、よく買い戻されていました。
1つ目の証券会社では、買い戻された割合が、得をして売った株で3.54%、損をして売った株で1.55%でした。2倍を超えています。もう1つの証券会社でも、4割ほど多くなっていました。



もう1つの分け方もあります。売ったあとに、その株が上がったか、下がったかです。

売ったあとに上がった株は、下がった株の半分ほどしか買い戻されていませんでした。1つ目の証券会社では、2.32%と4.67%です。



なぜ避けるのか。論文は、気持ちの痛みを避けるためだと見ています。

損をして売った株を見ると、買わなければよかった、という後悔がよみがえります。売ったあとに上がった株を見ると、売らなければよかった、という後悔がよみがえります。
その株を買い直すと、その痛みをもう一度味わうことになります。だから避けます。

逆に、気分の良かった株は、また買われていました。ただ、その買い戻した株が、その後よく上がっていたわけではありませんでした。



取引に置き換えるなら、通貨ペアの選び方だと思います。

損切りしたペアや、決済したあとに大きく伸びたペアを、なんとなく避けていることはないでしょうか。
避けている理由が、そのペアの値動きなのか、そのときの気分なのか。記録から、ペアごとの取引の回数を、損切りの前と後で並べてみてください。

なお、これは株の研究で、FXで確かめた研究ではありません。

ペアごとの取引の回数と損益を、記録から並べる過去検証も、ご依頼をお受けしています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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