【投資と心理86】クレジットカードの手数料を払った翌月は、また払う見込みが4割下がった。でも、覚えたことは1か月に1割ずつ薄れていった

【投資と心理86】クレジットカードの手数料を払った翌月は、また払う見込みが4割下がった。でも、覚えたことは1か月に1割ずつ薄れていった

記事
マネー・副業
どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。

投資と心理の話の86回目です。前回は、個人投資家の売り買いが、でたらめに分けた組どうしでもそろっていた、という研究でした。
今回は、痛い目にあって覚えたことが、どれくらいで薄れるのか、を数えた研究です。



調べたのは、アガーワル、ドリスコル、ガベ、レイブソンです。2008年の論文です。

材料は、アメリカのクレジットカードの口座、およそ12万8,000口座の、2002年1月から2004年12月までの36か月分、合わせて約400万枚の月ごとの明細です。

見たのは、うっかりすると取られる3つの手数料です。支払いが遅れたときの手数料、利用枠を超えたときの手数料、カードでお金を借りたときの手数料です。



結果はこうでした。

口座を作ったばかりのころは、手数料を払う月が多くありました。払う手数料は、平均で1か月15ドルほどです。
口座が古くなるにつれて減っていきました。遅れの手数料を払った口座の割合は36%から8%へ。借り入れの手数料は57%から13%へ。枠超えは17%から5%へ。

同じ口座の中で比べても、手数料の支払いは、最初の3年で75%減っていました。



なぜ減ったのか。

前の月に手数料を払うと、その月に手数料を払う見込みは、およそ4割下がっていました。払って痛い目にあったことで、気をつけるようになっていました。

ところが、覚えたことは長く続きませんでした。
覚えた効き目は、1か月におよそ1割ずつ薄れていました。最近痛い目にあった人ほど気をつけていて、しばらく何もないと、また払うようになります。



取引に置き換えるなら、費用で痛い目にあったときだと思います。

指標の発表でスプレッドが広がって損をした、持ち越して思わぬ費用を取られた。そのあとしばらくは気をつけます。でも、何か月かたつと、また同じことをしていることがあります。

痛い目にあったことを、日付と金額で記録に残しておき、月に一度見返してみてください。薄れていくものを、記録で補えます。

なお、これはクレジットカードの研究で、FXで確かめた研究ではありません。

費用で損をした取引を記録から抜き出して数える過去検証も、ご依頼をお受けしています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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