どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。
検証ノートの88回目です。前回は、新しい組を始める時間帯を広げると、夜の22時より後だけが危なかった話でした。
今回は、金の値動きが、曜日や日付や月の満ち欠けで変わるのかを測った話です。
問いは、金のナンピンのEAに、暦の決まりを入れる意味があるか、でした。
たとえば、この曜日は荒れるから入らない、満月の日は控える、といった決まりです。
まず、相場だけを見ました。2016年から2026年までの2,749営業日で、1日の値幅を暦ごとに並べました。
曜日は、31.3ドルから33.6ドル。差はありませんでした。
月の上旬・中旬・下旬も、31.1ドルから33.0ドルで、差はありませんでした。
ゴトー日は、32.1ドルと32.1ドル。ほかの日と同じでした。
ドル円では仲値の時間に偏りが出ることがありますが、金では、その時間の値動きにも差はありませんでした。
月の満ち欠けは、満月の日が34.4ドル、新月が32.9ドル、そのほかが31.5ドル。満月は9%ほど荒いだけで、弱い差でした。
はっきり違ったのは、月です。
3月の1日の値幅は42.4ドル。9月は24.3ドル。3月は9月の1.75倍でした。
100ドルを超えて動く日は、3月が8〜10%、9月は0〜1%でした。
この季節の差は、2024年からの短い期間だけでなく、10年で見ても残りました。
では、月の差をEAに入れるか。入れないことにしました。
理由は2つです。
1つは、このEAは合図が来たときに入り、その合図は荒い月に多く、静かな月に少なく出ることです。暦で量を変えると、同じことを二重にするだけです。
もう1つは、組が深く掘られた事故の日が、1年のあちこちに散っていたことです。静かな月だから安全、とは言えませんでした。
使い道は1つだけでした。9月や12月は稼ぎにくい月だと、前もって知っておくことです。
暦の決まりを入れたくなったときは、まず相場の値幅だけを、なるべく長い期間で並べてみてください。
差がある暦と、差が無い暦は、意外とはっきり分かれます。そして、差があっても、決まりにする前に、すでにほかの仕組みが同じことをしていないかを確かめてみてください。
暦ごとの値動きを長い期間で並べる過去検証も、ご依頼をお受けしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。