どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。
検証ノートの77回目です。前回は、日足や月足の形を点数に入れたら、その時期の相場を覚えてしまった話でした。
今回は、ゴトー日のEAで、どの口座なら使えるかを、費用の大きさで決めた話です。
ゴトー日の朝、9時55分に売って、11時に閉じる。
損切りは30 pipsで、5 pips進んだら損切りを建値へ動かします。ドル円とユーロ円で、月に平均5.8回です。
1回の値幅が小さいので、成績はスプレッドに大きく左右されます。
そこで、業者の名前で決めるのはやめ、その時間帯の、スプレッドと往復の手数料を足した総コストで、使えるかどうかを決めることにしました。
お客さんが、自分の口座の数字を見て判断できる形です。
1分足の2018〜2026年で、スプレッドを決まった値に置き換え、総コストごとに測りました。
ドル円の結果です。
総コスト0.5 pipsで、PF2.36。0.8で2.14、1.0で1.97、1.5で1.66、2.0で1.50。
2.5で1.26、3.0では1.08まで下がりました。
8年のうち負けた年は、1.0までは0年。1.5と2.0で1年、2.5で3年、3.0で4年です。
ユーロ円は、0.5で2.65、1.3で2.01、1.8で1.57、2.0で1.45、2.5で1.33でした。
総コスト2.0になると、2018〜2022年の前半だけでPF0.93と負け越しています。
この数字から、範囲を決めました。
推奨は、PF1.8以上で、前半と後半のどちらも1.2以上。ドル円は総コスト1.0 pips以下、ユーロ円は1.3以下です。
使えるのは、PF1.4以上で、どちらの期間も1.0以上。ドル円は2.0以下、ユーロ円は1.8以下。
2.5を超えると、使えないとしました。
総コストが大きくなっても、損切りは30 pipsのままなので、1回の最大の損失は変わりません。
増えるのは負ける年と落ち込みの深さで、減るのは利益です。ドル円で総コスト2.0なら、0.8の口座と比べて、月のpipsは約45%減り、落ち込みは約48%深くなっていました。
手数料のある口座でも、スプレッドと手数料を足した合計でほぼ同じ並びになりました。
EAには、この表をそのまま持たせています。
9時55分に通貨ペアごとの総コストを見て、範囲の外ならその日は入りません。起動したときには、いまの総コストと区分を記録に出します。
短い時間で小さな値幅を取る手法ほど、費用の差がそのまま成績の差になります。
自分の手法が、総コストいくらまでなら成り立つのかを、一度測ってみてください。
費用の大きさごとに手法を測る過去検証も、ご依頼をお受けしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。