どうも、FXトレーダー兼システムエンジニアのナオトです。
検証ノートの64回目です。前回は、入る条件を1段ゆるめたら、いちばん悪い損が29%から43%に増えた話でした。
今回は、同じゴールドのナンピンのEAで、取引の回数を増やそうとしたときの話です。
このEAは、上げの流れの中の押し目で、組を始めます。
入る場面は、2つのふるいで選んでいます。価格が日足の20日移動平均線より下で、4時間足の20本移動平均線より上にあること。
大きな流れの中で一度下げてきたところ、という形です。
取引の回数をもっと増やせないかと考えて、このふるいを外したら回数がどれだけ増えて、成績がどう変わるかを測りました。
2003年からの金で、1回の量や守りの額は同じにそろえ、それぞれ回数がいちばん多くなる良い形を選んでいます。いちばん悪い損は、運用資金に対する割合です。
結果はこうでした。
ふるい2つ PF 2.06、年69組、いちばん悪い損 28.3%
日足のふるいだけ PF 1.54、年115組、38.3%
ふるいなし PF 1.28、年196組、48.6%
ふるいを外すほど、回数は増えます。2つとも外すと、年69組から196組へ、ほぼ3倍です。
そのかわり、PFは2.06から1.28まで下がり、いちばん悪い損は28%から49%へ増えました。
回数を増やした分は、ふるいが避けていた場面での取引です。
その分だけの成績は分けて出していませんが、全体のPFと落ち込みの動きを見るかぎり、ふるいの外は負けやすい場面だったと読めます。
ふるいを2つとも使った形では、7割の組がその日のうちに閉じていて、組を持っていた時間の真ん中は約2時間でした。
回数は年69組と多くはありませんが、持ち方は短めです。
結局、このEAは、回数を増やす方向には進めず、ふるいを2つとも使う形を残しました。
年150組を超えるところまで回数を増やすと、PFは1.2から1.3まで落ちていたからです。
回数を増やしたいときに、まず外したくなるのは入る条件のふるいです。
でも、ふるいには、回数を減らすほかに、負けやすい場面を避ける役目もあります。外す前に、外した分の取引だけを取り出して、その成績を見てみてください。
お使いのEAの入る条件を、1つずつ外して測る過去検証のご依頼も受けています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。