ニーチェに学ぶ『人生のモチベーション』
こんにちは。セールスコピーライターの岩井直樹です。
あなたは、毎朝ベッドの中で「もう仕事に行きたくない...」と
心の中でつぶやいていませんか?
その言葉の奥には、
「何のために働いているんだろう?」という
誰にも言えない素朴な疑問が隠れているのかもしれません。
前回のブログでは、カミュの不条理の哲学を借りて、
朝のつらさを乗り越える方法を考えました。
今回は、その根源にある「人生のモチベーション」について、
哲学者のフリードリヒ・ニーチェ(1844-1900)の力を借りて、
一緒に考えていきましょう。
彼の哲学は、私たちの心の奥底にある「働くこと」への
本音を鋭く見抜いていました。
「超人」を目指すという考え方
ニーチェは、日々の仕事に疲れた私たちに、
「超人(ユーバーメンシュ)」という生き方を提案しました。
「超人」と聞くと、
なんだかSFの世界のヒーローみたいに感じるかもしれませんね。
でも、ニーチェが言いたかったのは、そういうことではありません。
「超人」は、他人の評価や世間の常識に縛られない人です。
あなただけの「超人」になるためのヒント
では、どうすればこの「超人」に一歩でも近づけるのでしょうか?
ニーチェの哲学から、3つのヒントをご紹介します。
1. 他人からの評価を「仕事の目的」にしない
たとえば、あなたは今、経理の仕事を任されているとします。
会社の誰からも感謝されず、毎日ただ数字と向き合うばかり。
・「こんな地味な仕事、誰が評価してくれるんだろう...」
・「同期は営業で活躍してるのに、自分は...」
そう感じたとき、あなたは他人の評価という
「外側にある価値観」に縛られています。
超人は、この鎖を断ち切ります。
彼らは、自分の仕事に自分なりの意味を見出します。
「この経理の仕事は、会社のお金の流れをきれいに保ち、
未来への投資を可能にする重要な役割だ」
と、自分自身で価値を定義するのです。
たとえ誰からも感謝されなくても、
自分の仕事に誇りを持つ。それが、超人への第一歩です。
2. 「不満」を「創造のエネルギー」に変える
毎日同じ作業の繰り返しで、退屈を感じていませんか?
「もっとクリエイティブな仕事がしたい」という不満は、
・あなたが本当はもっと自由に生きたい。
・もっと自分らしく生きたいという。
「力への意志」が隠れている証拠です。
超人は、この不満をただの愚痴で終わらせません。
たとえば、退屈なデータ入力の仕事でも、
「このデータを分かりやすいグラフにまとめれば、
みんながもっと理解しやすくなるんじゃないか?」
と自分から工夫する。
誰に頼まれたわけでもないのに、
より良いやり方を考え、実行する。
これこそ、与えられた仕事をただこなすのではなく、
自分の力で新しい価値を創造する「超人」の生き方です。
3. 「永劫回帰」の思考実験に答える
ニーチェが提唱した「永劫回帰(えいごうかいき)」という
思考実験があります。
これは、「超人」になるための、究極の問いかけです。
「今この瞬間、この人生を、全く同じように何千回、何万回と
繰り返すとしたら、それでもあなたは満足できるか?」
「もう仕事行きたくない...」という気持ちのまま
この問いに「YES」と答えられるでしょうか?
もし答えが「NO」なら、
それは「このままじゃいけない」という心の叫びです。
自分の人生を、心から肯定できるような生き方、
つまり「超人」を目指すための大切な第一歩になります。
まとめ
「超人」になることは、特別なことではありません。
他人の価値観から解放され、内なる「力への意志」を解き放つこと。
そして、今の仕事が、
人生を何度繰り返しても「これでいい」と心から思えるものなのか、
自分自身に問いかけてみること。
そうすれば、あなたはきっと、誰かの人生ではなく、
あなた自身の人生を生きるためのモチベーションを見つけられるはずです。
【ちょっと捕捉】
ニーチェは、「神は死んだ」という言葉で知られています。
これは、彼が神を信じていなかったという単純な話ではありません。
彼が言いたかったのは、科学の発展により、
それまで私たちの生きる意味を与えてくれていた
「絶対的な価値観」(神や道徳)が、もはや失われてしまったということ。
だからこそ、私たちは自分で新しい価値を創造し、
自らの意志で生きる必要がある、とニーチェは考えたのです。
「超人」という考え方は、そのための答えでした。
もしよかったら、あなたが感じる「働くこと」への本音を教えてくださいね。