なぜ朝はつらいのか?カミュに学ぶ心の整え方
こんにちは。セールスコピーライターの岩井直樹です。
毎朝「ああ、今日も一日が始まる…」と
ベッドの中でうんざりしていませんか?
多くの人が感じるこの「朝のつらさ」は、
実は私たちの心の奥深くにある大切なサインです。
前回のブログでは、
哲学者のカントの「人間の理性には限界がある」という考え方を
ご紹介しました。私たちは世界のすべてを完全に知ることはできません。
そして今回、そこからさらに一歩進んで、
その限界ゆえに生まれる人生の「不条理」と向き合った哲学者
アルベール・カミュ(1913-1960)の考え方を借りて、
心を楽にする方法を一緒に考えていきましょう。
カミュに学ぶ「朝のつらさ」の正体
意味がないことに向き合う強さ
私たちは、毎日たくさんの「やるべきこと」に追われています。
・朝起きて
・ごはんを食べて
・仕事に行って
・夜は疲れて眠る
まるで、何かの台本通りに生きているかのようです。
カミュは、人生にはどう考えても意味がないことや、
つらくて苦しいことがたくさんあると説きました。
彼はこれを「不条理」と呼びました。
朝起きて仕事に行くことも、その一つに感じるかもしれません。
カミュの考え方を理解するために、
シシュポスというギリシャ神話の人物を想像してみてください。
彼は毎日、大きな岩を山の頂上まで運び上げなければならないのですが、
頂上に着くと岩はまた転がり落ちてしまいます。
この不条理で無意味な行為を、彼は苦しみながらも毎日繰り返します。
「不条理」を乗り越える心の姿勢
カミュは、このつらさを乗り越える方法を教えてくれました。
それは、不条理から逃げたり、目を背けたりするのではなく、
正面から向き合い、受け入れることです。
シシュポスが岩を運び続けることを「運命」だと受け入れたとき、
彼はその岩を「自分のもの」にしました。
そして、岩を運び上げるという行為自体に、
彼自身の「自由」と「喜び」を見出しました。
これは、朝のつらさにも当てはまります。
・「なぜ起きなければいけないんだろう…」
・「こんなこと、意味がない…」
そう感じるのは、あなたが不条理と向き合っている証拠です。
大事なのは、そのつらさから目をそらすのではなく、
「これが私の朝だ」と受け入れることです。
「朝」を自分のものにする3つの方法
カミュの考え方を参考に、つらい朝を乗り越える3つの方法をご紹介します。
①「つらさ」を自分のものにする
・「朝起きるのがつらい」と感じることを、否定しないでください。
・「ああ、今日もつらいな」と、ありのままの感情を認めてあげましょう。
この感情は、あなたの人生の一部です。
それを否定せず受け入れるだけで、心は少し楽になります。
②今日やることに意味を与える
・「朝のつらさ」は、ただの「やるべきこと」ではありません。
・「今日の朝は、美味しいコーヒーを淹れるために起きる」
・「この朝は、大好きな音楽を聴くために使う時間だ」
このように、朝の行動にあなた自身が意味を与えることで、
それは義務から「自分の意志」へと変わります。
③小さな「反抗」を起こす
不条理に反抗するシシュポスのように、
あなたも朝に小さな「反抗」を起こしてみましょう。
普段はしない
・「朝食に少し手間をかける」
・「いつもと違う道を歩いてみる」
といった小さな反抗は、「私は自分の意志で生きている」という
実感を与えてくれます。
朝のつらさを力でねじ伏せるのではなく、心のあり方を変えることで、きっと毎日の朝が少しずつ穏やかになっていくはずです。
まとめ
朝のつらさを力でねじ伏せるのではなく、心のあり方を変えることで、
きっと毎日の朝が少しずつ穏やかになっていくはずです。
私たちは、シシュポスのように、
岩を運ぶことを運命づけられているのかもしれません。
しかし、岩を運び上げるのは、あなた自身です。
そのつらさを「自分のもの」だと受け入れ、
その中に自分なりの意味を見つけることで、
不条理な現実に「反抗」できるとカミュは教えてくれました。
【ちょっと捕捉】
カミュの人生は、まさに彼の哲学を体現しているかのようでした。
彼は、父の戦死、結核の闘病、貧困など、数々の不条理な出来事に
見舞われました。
晩年には親友との決別も経験し、
人生の終盤にはノーベル文学賞を受賞するも、
わずか3年後に自動車事故で急逝しました。
しかし、彼はその苦難の人生の中でも、
つねに「絶望の先にある希望」を探し続けました。
彼の哲学は、つらい人生を歩んだ彼自身の心の叫びでもあったのです。
もしよかったら、あなたの小さな「反抗」を教えてくださいね。