発声のための「正しい姿勢法1」

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音声・音楽

それでは姿勢法の説明と実践です。

座るより立ってのほうが楽に姿勢が作りやすいので、まず立っての姿勢法からやってみましょう。(*足が不自由な方はこの後の座った状態での「まずは正しい姿勢法2」を参考にされて下さいませ。)

最初に肩の力を抜いて、足は身体がふらつきにくいように、軽く開いて立ちます。
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次に一番のポイントですが、顎は軽く引くというところです。
顎を引こうとして下を向いてしまう人がいますが、下を向かずに後方へ引き付ける。(スライドさせる)イメージです。
IMG_1409.JPG

次に背筋ですが、背筋にだけ意識を持っていって伸ばそうとすると、後方へ踏ん反りかえりやすくなりますので、意識を頭のてっぺんに持って行きます。

自分が操り人形になったようなイメージで、上に引っ張られているように、上方へ頭(身体)を伸ばしますが、顎は上がらないように引いたままです

ようするに、重心は上に持って行きます。

すると、後ろにふんぞりかえることなく、スムーズに背筋が伸びて自然な姿勢が出来ます。
KIMG1421.JPG

逆に、地面の方に重心を落とし、足を曲げて踏ん張って、顎が上がっている方を見かけますが、身体が硬直し、すぐにばててしまう状態を作る姿勢と言えますので、すぐに姿勢の改善をお勧めします。

以下、説明を簡潔にして、ここまでのお習いです。

肩の力を抜いて、足は軽く開き、顎を引いて、頭のてっぺんを上に引っ張られているようなイメージで、全身を上に伸ばします。

これで、呼吸の取りやすい状態が出来上がりましたが、その前に、次回は座っての状態の姿勢法の説明をさせて頂きたいと思います。

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