本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
本日のテーマは、
「子どもにあって、大人にないもの」
です。
なぞなぞみたいなテーマですが、
皆さん、分かりますでしょうか?
今回は親友の実家に遊びに行った時のお話です。
コロナになる前は、毎年遊びに行っていた福岡県。
ここには親友の実家があり、彼の事業を手伝ったことから、家族ぐるみでの付き合いが始まりました。
「よくいらしてくださいましたー」
迎えてくださる実家のご両親。そして、同居されてる親友のお姉さん。
「ほら、こんにちはって言って」
「こんにちはーーーー!!」
お姉さんに促されて、元気のいい挨拶をしてくれるのは、お姉さんの長女。名前はみーちゃん。親友の姪っ子です。
初めて出会ったのは、確か小学校にあがる前だったと思います。
小さな身体に大きな声。家族みんなが話している時には、いつも割り込んで大声をあげる女の子でした。
「ああーーーーー」
時折、家中に響くみーちゃんの大声。
「みーちゃん、やめなさい!」
どんな時でも突然叫びだす、みーちゃん。お母さんは少しまいっている様子でした。
「大山さん、すみません。うちの子。いつも大声を出して」
気を遣ってくださる親友のお姉さん。
「いえいえ。元気いいですよね!」
「はい、そうなんです。それだけが取り柄で」
「僕も小さい頃は大声あげてたような気がします」
誰にでもそういう時期はある。
「そうなんですよね。この間なんかも・・・」
お母さんが語りだす。
幼稚園で歌の発表会があったんです。
みんなが一斉に声を出すんですけど、みーちゃんだけが特別に声が大きくて。
それを先生に指摘された時に、本当に恥ずかしい思いをしました。
でも、
その後、先生がおっしゃったんです。
「みーちゃんは、誰よりも自分を目立たせる。人に目を惹かせる才能があるのかもしれませんね」
そう言われて・・・。
「へぇ~。すごいですね!」
大声を短所ではなく、長所としてとらえる。
素晴らしい発想!
「だから、この間から劇団に入れたんです」
すごい!
「ママー!」
みーちゃんがお母さんの腰に抱きついてくる。
「みーちゃん、将来すごくなりそうだね!」
僕がそう問いかけると、
「あああああーーーーーー!」
彼女は大声で答えたのでした・・・。
追伸
月日は流れて、僕が親友の実家を訪れた時。
みーちゃんは小学校4年生。
「こんにちは」
「こんにちはー!」
彼女は大声を発する事もなくなり、礼儀正しい少女に成長していました。
「劇団は楽しい?」
「うーん・・・」
彼女は少し首をかしげ、
「下の子に教えないといけないから」
と一言。
どうやら彼女は新しく入ってきた子たちに、教育を行っているようでした。
「みーちゃん、すごくしっかりされましたね」
お母さんに伝えてみる。
「あ、そうですよね。入った劇団の方に礼儀をきっちりと教えていただいたみたいで。小さい頃はどうなるかと思ったんですが、今思うと先生に言われたアドバイスが良かったんだと思います」
人の人生って面白いですよね。
子どもにあって、大人にないもの。
それは「常識」です。
「これをやってはいけません」
というルールを子どもは平気で飛び越えてしまいます。
逆に大人は、
「これをやってはいけません」
というルールに縛られて行動しています。
どちらが幸せなのか。正解なのかは分かりません。
ただ、みーちゃんが劇団に入ってしっかりするキッカケになったのは、空気を読まずに大声を出したからなんですよね。
好きなことに取り組む時、子どもは大人よりもずっと楽しんでいます。そして、好きなことは覚えるのも早い。
それに比べて、大人はどうでしょう。
常識に縛られて、きゅうくつに生きている人が多いような気がします。
自分の中の「常識」を見直すことで、人はもっと楽しく生きられるのかもしれません。