本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
本日のテーマは、
「変わるキッカケ」
です。
「話としては分かるんですけど、さっきの話って魔法ですか?」
「魔法というか。こうしたら変わりますよというお話ですね」
どうやら、僕の話は魔法を超えなかったみたい。
「周りの好感度を上げるって事ですよね?」
「そうですね」
彼女はあまり納得していない様子。
「まぁ、これは僕が変わる時に学んだ話でもありますからね」
「自分で周りの好感度を上げてきたってことですか?」
「残念ながら、若い時は好感度を上げるとか、全く興味がなかったんですよ」
「何があったんですか?」
「そうですね・・・」
これは僕が若い頃。引きこもりを抜け出して、飲食店へ入った当時のお話です。
「大山、店の外。掃除しとけよ」
「はい」
お店で働くようになってから一ヶ月。
店の中、外の掃除。食材の買い出し。ミーティング。開店したら、ホール業務。たまに買い出し。終わったら、反省のミーティング。
同じような毎日が繰り返されて1ヶ月。
引きこもり上がりのなまった身体では当然、
「お前なにやってんだ!」
「すいません」
怒られる事も多かった。
「それこそ、周りの人の好感度を上げればよかったんじゃないですか?」
「いえ。基本的に人と関わらずに長いこと暮らしていると、人が何を考えているとか、そういったものに興味がなくなっていきます」
従業員やお客様の気持ちが理解できず、ただ目の前の事をこなすだけの日々。
雑用をするスキルは上がっていくものの、人を理解できないので、接客に関してはからっきし。
「いつまで掃除してんねん!」
「すいません!」
人と関わる事が苦手だった僕は、夢中で掃除をしている時だけ、嫌なことを忘れる事ができた。
だから、毎日の掃き掃除には、たくさんの時間をかけるようになっていきました。
1ヶ月後。
「いつも店前をキレイにしてくれてありがとな!」
店前で声をかけられる。
でも、知らない男の人だ。誰だろう。
疑問には思うが、人に興味が持てない。
適当に会釈をしてやり過ごす。
さらに1ヶ月後。
休日明け。
「大山、オーナーが呼んでたで」
「オーナーが??」
「なんかしたんちゃうんか!」
先輩が不安を煽ってくる。
自分は何かしたのだろうか。言われた最小限のことはいつもやっている・・・つもり。
接客も少しはマシになった。そう思っていたけど、この間、お客様に怒られたばかり。
もしかしてそれが・・・。
心臓の鼓動がいつもより早い。
怒られるのは慣れている。でも、オーナーの一言は破壊力が違う。
「クビ」と言われるだけで、自分なんかは消し飛んでしまう。
オーナーは普段、店には現れない。
たまにミーティングに参加して、売上の話をして去っていく。
いつも白いベンツで登場し、整髪料で整えられた髪。派手なスーツにがっしりとした体格、年齢は30代前半。普段は明るく気さくな印象だが、目だけは決して笑っていない。
ような気がする。
「お前ら、何考えてんねん!」
すさまじい怒声とともに、上の人達が怒られるのも、何度か目撃した。
そんな人が自分に用事って・・・。
「会社の方の事務所にいるから!」
「分かりました」
店の営業前に準備でいつも大忙し、そんな状況の中、呼び出されるのも初めて。
僕は覚悟を決めて、戦場へ向かったのでした・・・。
追伸
男性は問題解決をするのが好き。
そして、
女性は問題解決の話し合いが好き。
さまざまな人と話し合ってきましたが、
女性に問題解決論は響かない印象があります。
今回のケースもそうでした。
そして、
僕が変わるキッカケとなったお話。
これは、
彼女にとっての魔法になりえるのか?
続きます。