本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
本日のテーマは、
「何を大切にするか」
です。
「それではリーダーについて考えていきましょう」
「はい!」
若者は大きく返事をする。
「では、もしご自身が野球部のリーダーだったとしたら。何を大切にしたいですか?」
「え」
彼は突然の質問に戸惑っている。
「自分がもしリーダーだったとしたら。そう考えて答えていただければ、色々見えてくると思います」
「分かりました!」
野球部のリーダーだったら、何をしたいか。
「やっぱり、自分が1年の時に辞めてしまったので。人が辞めないような環境を作りたいです!」
おおっ!
「いいですね! ではどうやったら人が辞めないようになると思いますか?」
「そうですね・・・」
人が辞めないようにするにはどうするか。
「例えば、入ってきた新入生に声をかけるとか」
「何て声をかけますか?」
「みんなで盛り上げていこう! みたいな感じで」
「それはなぜですか?」
「厳しく一方的に言われるのが嫌だったので。自分はそんな事したくなくて。なるべく楽しい雰囲気でできたらと」
彼は自分が得た教訓を活かして考えている。
「いいですね。他にはありますか?」
「あとは・・・。試合に勝つような練習をしたいです」
「なるほど。なぜですか?」
「1年の時は球拾いや走ったりばっかりだったんで。自分だったら1年生でも、これをやったら試合に勝てるぞ! みたいな練習を伝えていきたいです」
1年生でも試合に出られる可能性を見せて、やる気を上げる。
「素晴らしいですね!」
「ありがとうございます」
彼の表情がみるみる笑顔になっていく。
「他にはありますか?」
「えーっと・・・」
やる気が出てきたのか、彼は腕を組んで真剣に考え始める。
「あっ!」
「どうしました?」
「頑張っている人が認められる。っていうのはどうでしょうか?」
「それはどんな感じでしょうか?」
「その日に一番頑張った人を褒めてあげるとか」
「褒める?」
「はい。球拾いとかでも、頑張ってたら褒めてあげるとかでもいいと思います」
「なるほどです」
彼の大切にしたい3つの言葉を紙に書き出す。
1.人が辞めない野球環境づくり
新人に対して、楽しいと思えるような声掛けを行っていく。
2.試合に勝てる練習方法を1年生にも伝える
新人でも試合に勝てる可能性を示して、やる気を上げる
3.その日に一番頑張っている人を褒める
野球だけではなく、球拾いなども対象にいれる。
書き出した紙を彼に見せてみる。
「これで何か分かるんでしょうか?」
「これを会社に置き換えてみますね」
「え?」
僕は再び紙に書き出す。
1.人が辞めない会社環境づくり
新人に対して、会社が楽しいと思えるような声掛けを行っていく。
2.会社の売上を上げられる方法を新人にも伝える
新人でも売上を上げられる可能性を示して、やる気を上げる
3.その日に一番会社で活躍している人を褒める
会社の主要な業務だけではなく、その他の要素も対象にいれる。
紙を再び彼に見せてみる。
「いかがですか?」
「いや、なんか・・・。良さそうな会社じゃないですか!」
「そうですね。この指針をテーマに会社を作り上げていくのがリーダーですね」
彼は僕が書いた紙を見ながら、何度も頷いていたのでした。
追伸
リーダーが何をするのか。
それは、リーダーが持っているテーマ。
方向性で変わります。
彼の場合は1年生時代の不遇から、新人に優しい会社作りがテーマになりました。
人の経験、考え方で会社の方針が変わるというのは、すごく自然な事なんです。
会社を作るのもまた、人なのですから。