本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
今回は、
「嫌な記憶」
です。
「走るだけで人って変わるんですね」
後輩が感心している。
「走るだけというより、積み重ねると自信がつくっていう方が正しいかも」
「積み重ねって、日頃の努力ですか?」
「努力じゃなくても別にいいんだけど」
「努力しなくても変われるんですか!」
彼の表情が変わる。
努力しなくても変われる。
というのは、どうやら彼の願いらしい。
「子どもも時間が経てば大人になるでしょ。それと同じ」
「大人になったらあまり変わらないような気がします」
「そりゃあ、姿かたちが変わってないから」
自分が変化をしていないように思えてくる。
「でも、毎日の自分は確実に変わってる。走り続けると、コンディションとか違うのも分かってくるし」
常に同じコンディションでいるには、それなりの考え方や習慣も必要になってくる。
「そうですかね・・・」
一応聞いておくか。
「もしかして変わりたいと思ってる?」
「え」
彼は一瞬たじろいで、こちらを見る。
「毎日が同じだって思うのは、自分の中で何か面白みがないと感じているのかもしれない」
「面白み・・・。それなりに楽しいんですけどね」
楽しいと語る口には、笑みがない。
「楽しいなら問題ないけど」
「逆に大山さんは楽しいですか?」
ん?
「人の相談乗ってて、楽しいですか?」
ついに本音が出てきた。
「相談は楽しくないの?」
「いや。その・・・」
我にかえったのか。急によそよそしくなる後輩。
「まぁ、相談自体が楽しいとかはないかもだけど。人の成長を見るのは楽しいかも」
「でも、言うこと聞かない人もいますよ。相談に来てるのに」
「そりゃ、相談に来てるだけだから。言うことを聞かない人もいるのは当たり前でしょ」
人は、言うことを聞きに来ているわけじゃない。
「でも、話を聞いてるとだいたい本人のせいじゃないですか」
「本人のせいだけではないとは思うけど」
人それぞれ、いろんな環境や背景。自分の歴史での体験に基づいて行動している。
「もしかして、過去に本人のせいじゃないか。そう思った人がいたって事かな?」
「え」
「その人の印象が強すぎて、来る人の事をそういう目で見てしまうとか」
人は別の人の中に、過去を見てしまうことがある。
「そんな事ないと思いますけど」
「本人のせいじゃないか。そう思う人に共通点はないかな? 男性。もしくは女性とか。年齢が上とか下とか。特定の言葉を使われた時とか」
彼は考えている。。
「お金を・・・」
ん?
「お金を借りている人に対してそう思うかもしれません」
彼は絞り出したように言葉を続けたのでした・・・。
追伸
結局、相談になってしまう。
これが僕のいつものパターンですよね(笑)
もともと、物事に否定的だった後輩。
何か気に食わない事があるんじゃないかと思っていましたが、
やはりありました。
彼の中で何か嫌な出来事があったのかもしれないですね・・・。
ちなみに、
人は記憶で会話してしまう事があります。
例えば、香水。
好きな人がつけていた香水を嗅ぐだけで、その人と一緒にいる気分になる。
その人を思い出す。
相手が違うのに、その人に好感を持ってしまう。
逆に、嫌いな人を連想する匂いを嗅ぐだけで、嫌な気分にもなります。
そうなると、目の前の相手を見ずに、過去の嫌いな相手を連想してしまいます。
たとえ、目の前の人が何もしていなくても。
この反応は、特定の言葉や行動にも起こる事があります。
皆さんもお気をつけください。
自分が話している相手は、目の前の相手。
もしくは、
過去の人かもしれません。