本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
本日のテーマは、
「相手の立場になって考える」
です。
さらに2週間後。
彼は相談状況について報告しに来てくれました。
「ついに相談に乗ることができましたよ」
「良かったですね」
「はい。大山さんのおかげです」
「いえいえ。ご自身が努力されたんだと思います」
実際、彼は伝えたことを実践しているようだった。
「ただ・・・」
「あら、何かあります?」
「相談ってあれですね」
「ん?」
彼はチラチラとこちらを見ながら、
「そんな大きい内容ってないんですね」
「大きい内容??」
言葉の意味がよくわからない。
「大きい内容って何ですか?」
「なんか、相談されることって意外と普通のことばっかりで」
「もしかして、がっかりですか?」
「いや、そんな事はないんですけど」
否定してはいるものの、彼の反応からは落胆が見てとれる。
「でも、相談する人にとっては普通なんでしょうか?」
「え」
「その相談内容。人に相談するということは、ご本人の中では、もしかしたら重大な事かもしれません」
大切なのは、本人の見ているものと同じように理解してあげること。
「こうして何度も相談に訪れていただいていますが、ご自身の悩みが大したことない。そう言われたら嬉しいですか?」
「あ」
彼は事の重大さに気づいたのか、謝り始める。
「すいません」
「相談される側に求められるのは、誠実な対応です」
「そうですよね。本当に分かってませんでした」
理解されたようで良かった。
もう一つ伝えておいた方がいいかな。
「人の相談に乗ることで、何か変わってきませんか?」
「え」
「以前もお伝えしましたが、相談者はたくさんの人々の中から、自分を選んでくれたわけです」
「はい」
「その人達にいい加減な対応はできますか?」
「そう言われれば、できないですよね・・・」
人に頼られるというのはそういう事。
「今後は人の気持ちについて考えていこうと思います」
「そうですね。常に相手の事を考えていれば、きっといい相談相手になれると思います」
こうして、彼の相談は幕を閉じたのでした・・・。
追伸
色んな人の相談に乗っていると、
人を評価してしまう自分に出くわすことがあります。
実際、僕自身も、
「そんな事で悩んでんの?」
と言われたことがあります。
悩みの内容は人それぞれですし、
それが重要かどうかを判断するのは、相談される側ではありません。
本人です。
そういった事が分かるようになるには、経験を積んでいくしかないですし、
相手と同じ目線になるには、
自分自身の人生経験も重要になってきます。
自分だけの視点ではなく、いろんな人の視点で、物事を見ることができる。
それを見た上で発言ができる。
これが、人に相談されるコツかもしれませんね。