本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考えよう!
本日のテーマは、
「世間の常識と自分の常識」
です。
ある日の昼下がり、喫茶店での待ち合わせ。
「こんにちは!」
「あ、お久しぶりです」
仕事を通して、人の相談に乗っていると、
「この子が、以前紹介するって言っていた子です。」
「どうも。はじめまして。大山と申します」
「よろしくお願いいたします」
人の紹介というパターンもある。
今回お越しいただいたのは、31歳の女性。
髪の毛は短めでボーイッシュな印象。礼儀正しく物腰の柔らかい姿勢には好感がもてる。
人の紹介は、リラックスしているから服装に気を遣わない方も多い。そんな中でのパンツスーツ姿。
しっかりとした大人の女性といった印象。
「大山さん、すごいから」
「いやいや、ハードル上がりますって!」
「それではよろしくお願いしますね」
そう言って立ち去っていく紹介者。
さて、何から話そうかな。
「飲み物注文しましょうか?」
「はい」
「何にしますか?」
「私は決まってますんで。大山さんは?」
「僕も決まってますので、店員さん呼びますね」
飲み物を注文し、軽い雑談の後・・・。
本題に入っていく。
「今回の相談なんですけど・・・。何か聞いてます?」
「いえ。話を聞いてもらいたいっていう人がいるとだけ聞いてます」
「良かった」
実際、話は人から聞くより、本人に直接聞いたほうが誤解もない。
「どうかされましたか?」
「実は・・・」
彼女が語りだす。
「私、31歳なんですが」
「見えないですね」
「ありがとうございます」
「結婚について考えていまして」
「はい」
彼女は手元に視線を移しながら、言葉を続けていく。
「結婚ってどうやったら、できるものなんでしょうか?」
「どうやったら・・・ですか」
「はい。私の周りはどんどん結婚していって。20代後半の時は、仕事に夢中だったので何も気にならなかったのですが」
「はい」
「30歳を越えてから、周りが結婚どころか同級生で、大きいお子さんがいる子も出てきまして」
「なるほどですね」
「自分も何度か男性とお付き合いしたこともあるのですが・・・」
「あるのですが?」
「なかなかうまくいかなくて」
「そうなんですね」
「でも、相談できる人がいなくて」
だから、紹介者にも話せなかったんだ。。
「ぜひ、男性目線でお話を聞かせていただけたらなと思います」
「分かりました」
女性の真剣さが伝わり、僕にも緊張が伝わってくる。
「ただ、一つだけ・・・いいでしょうか?」
僕も真剣な表情で彼女に向き合う。
「はい・・・なんでしょう?」
彼女も首をかしげながら、僕を見つめてくる。
「僕、結婚してないんですけど。そんなやつの言葉、説得力ありますか??」
少しの沈黙の後、
「あ、大丈夫ですよ! 私も結婚してないんでー」
彼女には笑みが生まれ、僕は相談に乗り始めたのでした・・・。
追伸
これは男女共通の悩みなのかもしれません。
年齢を重ねるごとに「独身」という言葉に不安を覚える人もいます。
男性も年齢を重ねていくと、
「あの人結婚してないから、なんかあるんじゃないか」
という目で見てくる方もいます。
実は、これって世間の常識の問題なんです。
「人は結婚して、子どもを作って暮らしていくものだ」
という考えはもともとありますし、それが当たり前だと思っている人。または、実際に結婚して子どもを作った人にとっては、それが常識になります。
結婚している人と、結婚していない人で考え方は異なりますし、
人は自分が持っていないものを否定する傾向があります。
メディアで結婚が当然のことのように言われると、それが本当に正しいのではないか。
そう錯覚してしまうんです。
答えは、本人だけしか知らないのに
不思議な世の中ですよね。