もう亡くなったんですけど、祖母の家が山鹿市にあったんです。
なので幼い頃から山鹿灯籠祭りを見て育ちました。
でも、小さかったので見るのは主に花火でした。
そんなあるお祭りの夜。
深夜に目が覚めました。
すると、どこからともなく
「はーい灯籠・・・」
という、静かな声が響いてきました。
そう、上がり灯籠です。
それまで、灯籠を神社に奉納することはなんとなく知っていましたが、どうやって奉納しているかも知らず、ただただ花火を見るだけでしたので、感銘を受けました。
静かな掛け声とともに運ばれていく灯籠。
カーテンの隙間から見たその光景はまさに幻想的なものでした。
そして、ある年から画家の鶴田一郎氏が灯籠祭りのポスターなど、イメージを手掛けるようになりました。
そのイラストの美しさに心を奪われ、その年に父に
「千人燈籠が見たい」
とお願いしたのです。
美しかった、という記憶しかなくて、当時はもちろん携帯などありませんでしたし、写ルンですもあったかどうかあやしいくらいの時代です。
美しかった、という記憶を残して、そこから千人灯籠はなかなか見に行く機会がありませんでした。
今年はちょっと予定があり、今年も見に行けなかったのですが、よいですね、今の時代。
今年の千人燈籠の様子を動画で撮影している方がいらっしゃいました。
美しいですね。
2分強の動画になっています。
来年はぜひ見に行きたいと思います。