仏教では、死者の魂は、この世からあの世へと旅立つため、身軽になることが必要とされています。そのため、お供え物として用意される食べ物は、身体に負担がかからないように、あっさりとしたものが好まれます。また、白い色は、清潔や純粋さの象徴であり、死者を祀る場に相応しいとされています。
さらに、お墓参りや先祖供養は、死者を偲び、その思いを馳せる大切な儀式です。白いものは、目に優しく、静かな雰囲気を醸し出すため、お供え物として適しているとされています。
おはぎは、春の彼岸と秋の彼岸の両方で食べられることが多いのですが、その理由は、春の彼岸には、稲作が始まるために旧暦の節句である「上巳の日」に合わせて食べた「菱餅(ひしもち)」、秋の彼岸には、収穫を迎えるために旧暦の節句である「菊の節句」に合わせて食べた「栗餅(くりもち)」が混ざり合って、おはぎが誕生したとされています。
また、おはぎには栄養価の高いもち米が使われているため、身体にも良いとされています。そのため、お墓参りや先祖供養の疲れを癒すために、彼岸の日におはぎを食べる習慣が定着したとされています。