ティファニーのマナー本

ティファニーのマナー本

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コラム
すんごく大昔なんですが。

小学校の頃、家に読む本があまりなくて、大人の女性向けエッセイなんかも読み漁っていたのですが、そんな折、ある日家に素敵な本があることに気が付きました。

それはミントグリーンの綺麗な装丁をしている、そんなに分厚くはない素敵な本でした。

それはティファニーのテーブルマナーの本でした。

中には素敵なイラストと共に基本的なテーブルマナーが描かれていて、ベアたんはその美しさにすぐ夢中になりました。

父は海外出張などもある、ソファを作る会社に勤めていました。

フランスに出張に行ったときの食事の話は何度聞いても楽しいものでした。

おそらく、父が海外に出張に行くときのためにそのテーブルマナーの本は買ったのだと思います。

その本のイラストはとても素敵で・・・
簡単な線画で描かれたものでしたが、当時絵本やピーターラビットくらいしか見たことがなかったベアたんの心にその線画はぐっと刺さりました。

それまで、イラストを描くと言っても、ありきたりな、お姫様だったり王子様だったりしていたベアたんの中に、「広いイラストの世界」が広がりました。

ベアたんはその本を繰り返し読み、テーブルマナーを頭に入れました。

このマナーが活躍したのは、それから何年もたって就職してから初めて行ったフレンチなのですが、慣れないフレンチでもすんなりと食事を楽しむことが出来ました。

今思い返してもあの本はとても素敵だと思います。
そこにはがっちがちに決められたマナーではなく、「いかに人を不快にさせずに食事を楽しむか」が描かれていました。

そのイラストは今でもベアたんの心の中に残っていて、今も影響を与えています。






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