面接の翌朝、「外資ではお礼メールを送ることが多い」と聞いたのを思い出して、メール作成画面を開く。
……宛先は誰にすればいい?面接官は3人いた。名刺はもらっていないし、名前のスペルもうろ覚え。本文は「Thank you for your time.」のあとが続かない。
お礼メールは、送ったからといって結果が変わると決まっているものではありません。それでも、送るなら「印象に残る1通」にしたいところです。結論から言うと、つまずきは「宛先とタイミング」「中身の薄さ」「補足のしすぎ」の3つ。順番に片づけていきましょう。
1. 誰に・いつ送るかが決まらず、時間だけが過ぎる
面接官の連絡先が分からないまま悩んでいるうちに、数日が経ってしまうパターンです。
対処:連絡先は窓口の担当者に聞き、送るのは面接当日〜翌日を目安にする
面接の日程調整をしてくれた人事やリクルーターに、こう聞けば十分です。
Thank you for arranging today's interview. Could you share the interviewers' email addresses, or pass along a short thank-you note on my behalf?
名前のスペルは、面接の招待メールやカレンダーの招待に載っていることが多いので、まずそこを確認します。
2. 中身が「Thank you」だけで、全員に同じ文面を送っている
「Thank you for your time. I look forward to hearing from you.」だけだと、礼儀としては十分でも、誰が送っても同じ文面になります。複数の面接官に同じ文をコピーして送ると、社内で共有されたときに気づかれることもあります。
対処:面接官ごとに「その人と話した話題」を1つだけ入れる
面接が終わったら、その日のうちに面接官ごとの話題を1行ずつメモしておきます。
- 面接官A:来年の新サービス立ち上げの話
- 面接官B:チームの週1回のレビュー会議の話
それを1文にするだけで、その人宛ての手紙になります。
I especially enjoyed hearing about the new service your team is planning to launch next year.
3. 面接で言い残したことを、長々と補足してしまう
「あの質問にうまく答えられなかった」と思うと、お礼メールで全部言い直したくなります。けれど、長い補足や言い訳は、かえって面接の印象を上書きしてしまいます。
対処:補足は1点だけ、2文以内。英語力へのお詫びは書かない
I'd also like to add one point to my answer about handling difficult clients: in my current role, I set up a weekly check-in with our largest client, which helped us resolve issues before they escalated.
「My English was not good enough today.」のような一文は入れません。お礼メールは反省文ではなく、面接の続きの会話です。
そのまま使える5文の型
件名:Thank you – [ポジション名] interview on [日付]
Dear [面接官の名前],
1. Thank you for taking the time to speak with me today about the [ポジション名] role.
2. I especially enjoyed hearing about [面接で出た話題].
3. Our conversation confirmed my interest in [この仕事・チームの具体的な点].
4. (任意)I'd also like to add one point to my answer about [質問]: [2文以内の補足].
5. Please let me know if you need any further information from me. I look forward to hearing from you.
Best regards,
[氏名]
お礼メールで補足したくなることが多いなら、それは「面接本番で言いたいことを言い切る練習」がまだ足りていないサインかもしれません。次の面接に向けて、英語で答えを組み立てて口に出す練習をしたい方は、外資系英語面接の模擬面接60分をご利用ください。
まだ応募段階の企業がある方は、面接で話す内容の土台になる英文レジュメも整えておくと安心です。英文レジュメ添削も受け付けています(モニター枠もあります)。