子ども同士のやり取りに親が絡んでくるお悩み

子どもから、幼稚園でのケンカのやり取りを聞いた相手のお母さんが電話で連絡をしてきました。

今まで遊んでいた仲なのに「遊びたくない」と言われてしまって、何があったのか理由も知りたいし、仲直りできればと思っているので、そちらからもお子さんに聞いてみて欲しいと言われました。

子どもに聞いたら色々と理由を言っていたけど、それは相手には伝えづらいと思いました。

一応、先生にも聞いてみたら、子ども同士よくあることだし、気にしなくて大丈夫と仰っていました。でも相手のお母さんは納得できていない様子で、電話の内容もこちらを責めているようにも聞こえて気分が悪いです。

お子さんのこととなると、親御さんは自分のこと以上に心配になるんですよね。

自分の子どもが友達から「もう遊びたくない」と言われたと聞けば、深刻に受け取って「何とか解決してあげなきゃ！」という気が働くかもしれません。

でも、子ども同士、色んなやり取りを経験して成長しているので、親が先回りして解決してしまったら、その子は大切な人間関係の学びの機会を逃しているとも言えます。

お子さんから理由を聞いた時に、「伝えづらいな」と思ったのも「これは親の私から相手に言うことではない気がするな」と感じたのかもしれませんね。

それに子どもって親をよく見ていると思います。相手の親御さんがお子さんからそういった話を聞いたとき「大変だ！何でうちの子が⁉」という思いで電話をしている姿は、子どもの不安を余計に煽ってしまうでしょう。

もちろん親も完璧ではないし、同じく子どもとの経験を通して成長しますし、子どもへの愛情から起こる反応であり、間違いというものはないのですが。

よく「子どもは放っておくくらいで丁度いい」なんて聞きません？

放っておくなんて冷たい感じがするでしょうか。それは親としてどうなんだろうって思うでしょうか。

でも、「信頼して見守ること」が放っておけることだと思ってます。

子どもが何か聞いてほしくて話をしてきた場合には、よく聞いてあげる、気持ちに寄り添ってあげることは大切ですが、それで充分だと思います。

多少色々な体験をして、気持ちが不安定になっているようなときでも、「あなたなら大丈夫」と、どっしり構えて見守ってくれているくらいの方が、自分を解って信頼してくれている方がよっぽど心強いですよね。

そう思うと、たとえ相手の方の言い方がこちらを責めているようでも、「子ども同士の成長に必要なことだから一緒に見守っていきましょうよ」といった気持ちでいられるので、こちらは気分を悪くする必要がなくなります。

ただ、子育ての価値観は人それぞれあるので、相手がそれを納得できるかどうかは相手次第となりますね。

どうしても「我が子」という視点に立つとトラブルの時には「こちら」と「相手」が対立した感覚に陥りやすいと思います。

自分が産んだわけではないペットでさえ、「うちの子」と言って特別な感情がわくようになるくらいですからムリもないですね　笑

でもその感覚を少し緩めて、社会の子どもという視点に立てば、一緒に見守っていく感覚を取り入れやすいと思います☆

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