中小企業経営のための情報発信ブログ110:仕事のゲーム化

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ビジネス・マーケティング
今日もブログをご覧いただきありがとうございます。
誰しも、ゲームに没頭し時を忘れた経験があるはずです。これを仕事に応用できないかというのが「仕事のゲーム化」です。
今日は、その「仕事のゲーム化」について書きます。
昨年10月、品川駅のコンコースに大量に表示された「今日の仕事は、楽しみですか」というキャッチコピーが大炎上したことは記憶にあると思いますが、多くの人は仕事を苦痛と思っています。しかし、一方で仕事が生きがいという「仕事中毒の人」もそれなりにいます。苦痛に感じながら嫌々仕事をこなすよりも、中毒のようにある意味フローの状態でゾーンに入って仕事をこなす方が生産性も高く質の良い仕事ができることは言うまでもありません。
それでは、どのようにすれば、仕事にのめり込めるようになることができるのでしょうか? なぜ、人は仕事ではなく、ゲームなら時を忘れて夢中になるのでしょうか? ゲームに没頭させる仕掛けを仕事に応用できないものでしょうか? ゲームには、人を夢中にさせる仕掛けが随所に用意されています。それを仕事に応用すればいいのです。
1.ゲームには人を夢中にさせる仕掛けがある
 誰でも、ファミコン、プレステ、任天堂Switchなどの家庭用ゲーム機にハマった経験はあると思います。最近ではスマホゲームも流行っています。スポーツもゲームですし、競馬やパチンコなどのギャンブルもある意味ゲームです。
 ゲームには、人をのめり込ませて夢中にさせる「仕掛け」があります。
 例えば、スマホアプリのゲームもそうですが、最初は無料で始めることができます。単純なゲームでも気がついたら何時間も経っていたということはあるでしょう。簡単な無料ゲームでは飽き足らなくなり、更に難易の高いゲームをやりたくなると有料で課金しなければなりません。ゲーム内のアイテムを買うために課金することにもなります。また、ゲームの結果は順位化され、より順位を上げようとモチベーションが高まり、更にのめり込むようになるのです。
2.ゲームにハマる仕組みを仕事に応用
 スマホの画面上のアイテムを手に入れてもリアルな世界でお金に換えたりできないにもかかわらず、ゲームの世界にのめり込むとどんどん課金し、社会問題となった「ネトゲ廃人」になってしまいます。
 このように、どのようなゲームにも、ゲームにのめり込ませるために巧妙な仕掛けが作られているのです。
 ゲームの世界で使われている仕掛けを他の分野に応用することを「ゲーミフィケーション」(ゲーム化)と言います。仕事にもゲーミフィケーションを取り入れることができれば、部下に全く違った熱量を与えることが可能になるはずです。また自分自身もゲームのように仕事に没頭できるようになります。
 ゲーム研究家のリチャード・バートルが考案した「バートルテスト」というのがあります。
 バートル・テストは、プレーヤーの気質を4つに分類します。
Ⅰ:アチーバー・・・何か物事を達成することに喜びを感じる
Ⅱ:エクスプローラー・・・探索したり、発見したり、旅に出たりするのを楽しむ
Ⅲ:ソーシャライザー・・・他人との関わりにのめり込む
Ⅳ:キラー・・・勝負やランキングで他人より上の立場に立つ
 この分類はビジネスの世界にも当てはまります。
Ⅰ:目的を達成したい
 Ⅱ:究極を追求したり、価値ある情報を探索したい
 Ⅲ:仲間と一緒に働くことが好き
 Ⅳ:他人より成果を上げることがうれしい
この4つのタイプのどれに当てはまるかを考えてみてください。この4つのタイプがそのまま「どのような理由で仕事にハマるのか」を表わしています。
3.仕事の効率を上げる仕組み
 ゲームというのは、どのタイプの人でも夢中になれるように巧妙に仕掛けが施されているのです。特に効果的な仕組みが4つあります。それが次の4つです。
Ⅰ:リクエスト化・・・明確なミッションを提示して、クリアすればインセンティブを与える仕掛けです。「どうすればクリアできるか」を自分で考えるようになり、更に次のミッションにも挑戦したくなるのです。仕事でもリクエストとして提示し、ミッション達成時にインセンティブを与えるようにすれば、
モチベーションは上がります。
Ⅱ:現状の可視化・・・ゲームでは経験値やレベル、HP(ヒットポイント)、戦闘力など「見える化」されています。さまざまなものが「見える化」されていることでついつい「あと1ゲームやろう」とのめり込んでいくのです。仕事でも、今月の売上、スキル習熟度、目標達成などさまざまなものを数値化して「見える化」することで想像以上の効果が生まれます。
Ⅲ:ステージ化・・・ステージを段階的に分けることです。人気のあるゲームは、ミッションを何段階にも分け、ミッションを達成したら次のステージに上がることができるようになっています。仕事の場面でも、小さなミッションを達成し、小さなレベルアップを繰り返すことで、複雑な難題に当たってもめげることなく取り組めるようになります。早い段階でミッションクリアという達成感を味わわせることでのめり込むようになるのです。
Ⅳ:ユーザー間交流・・・自分だけで遊ぶのではなく、オンラインの対戦やパーティを組んで一緒に冒険したりと他のユーザーとの交流を楽しくように設計されたゲームが流行っています。仕事においても職場内交流で一緒に目標達成を目指すということで、個人だけでなくチームのモチベーションも高まります。
 これらはそれほど難しいことではなく、どのような組織でも今すぐに取り入れることは可能なものばかりです。ゲームのように夢中になれる仕組みを作ることです。
 ゲームというのは、①やりたくなる ②達成感や意味を感じる ③協力したくなるといった環境作りにものすごいエネルギーが費やされています。
 ビジネスにおいては目先の仕事にばかり気がとられて、この環境作りがおろそかにされています。その結果、多くの人が「仕事は苦痛」「仕事は楽しくない」と感じるのです。
 重要なのは環境づくりです。環境づくりにこのゲーム化は役立つはずです。
 仕事をゲーム化することでよりよい職場環境が生まれ、仕事をゲームのようにのめり込めるようになれると思います。 
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