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組織の生産性を高めるにはエンゲージメントとモチベーションを高めることが重要です。今日は、エンゲージメントについて書いていきます。
1.エンゲージメントの意義
エンゲージメントというのは、一般に「組織に対する愛着心」を意味しますが、「組織と従業員個人が一体となって互いの成長に貢献し合う状態」のこと、より平たく言えば「会社と従業員、従業員同士が貢献したいという気持ちでつながっている関係」と言えばいいでしょう。
エンゲージメントの高い組織では、従業員が簡単に辞めることはなく、従業員一人ひとりが意欲的に仕事に取り組むため生産性が向上し、さらには顧客満足度にもつながっていきます。
エンゲージメントにとって重要なのが「What‘s is it for me?」(私にとってどんな意味やメリットがあるのか?」ということです。
仕事は会社から受動的に与えられるだけでなく、従業員が主体的・能動的に考えらるようにならなけれななりません。従業員が仕事を自分自身のことのようにとらえることができれば、好きなことに打ち込む時のように仕事に打ち込むことができ、自然と創造性が生まれ、それによって成功すると、さらに楽しくなります。そのために「私にとってどんな意味やメリットがあるのか?」と考えさせることによって従業員の意識を変えていかなければならないのです。また、当然、従業員だけでなく、経営者や上司も変わらなければなりません。
辞めていく人が残す言葉として多いのが「評価されなかった」「意見を取り入れてもらえなかった」「上司に興味を持ってもらえなかった」というものです。人というのは、励まされ認められればやる気を出す生き物です。問題点を指摘し、ミスを詰問するような育て方では部下は育ちません。ある程度の権限を与え、認めて能力が発揮できるようにして、仕事の目標を達成させていく必要があります。
エンゲージメントの源泉となるのは、給与や待遇の良さというよりは、仕事に対して認められたり、感謝されたりすることです。
2.エンゲージメントを高めるための3つの要素
企業が生き残っていくためには、常に成長・発展し続けなければなりません。企業は従業員のエンゲージメントを高めてパフォーマンスを最大限に生かし、目標や課題を達成していかなければならないのです。
そのためには、自社の社会的使命やミッションを上層部だけでなく、全社員が理解し、そのミッションのために社会的なニーズをとらえたビジョンを会社全体、組織全体、チーム全体で共有・遂行していかなければなりません。
従業員のエンゲージメント向上に必要なものとして次の3つが挙げられています。
Ⅰ:理解度・・・会社の進むべき方向、ビジョンを理解し、共に達成しようとする姿勢
Ⅱ:共感度・・・互いに仲間意識をもって協力し合い、家族のような愛着と誇りを持つこと
Ⅲ:行動意欲・・・仲間との目標達成を最大のモチベーションとして行動する意欲
これらがエンゲージメントを構成する主要要素であり、これらすべてが備わっていることでエンゲージメントは向上していくのです。
エンゲージメントの高い従業員は自分のことのように会社の成功や発展を考え、愛し、成果を挙げようと自ら努力します。エンゲージメントは上司からの指示や命令によって高まるのではなく、経営陣・上層部と従業員との信頼の深さによって生まれてくるのです。
3.エンゲージメントを高める方法
エンゲージメントを高めるための方法について触れておきます。参考にしてください。
Ⅰ:会社の情報・経営陣の考えを伝える・・・会社がどこに向かおうとしているのか、どんな世界を実現したいのか、経営トップが考えていることやメッセージを定期的に従業員に伝え、共有する。経営層からのメッセ維持や上司のメッセ維持が正確に現場に伝わっているか、そんメッセージに矛盾はないかを検証する。
Ⅱ:会社のビジョンや方針に沿った人事評価を行う・・・経営理念や行動指針の浸透には、人事評価との関連付けが必要。評価に納得感を得られない場合、上司や会社に対する不信感につながる。評価の方法は給与などの金銭的評価だけでなく、表彰やサンクスメッセージなどの非金銭的報酬をも活用する。
Ⅲ:従業員同士を近づける接点を増やす・・・ともに働く者同士のコミュニケーションが重要。信頼関係は長期的進展を持ち少しずつ築いていく。
Ⅳ:従業員が十分に力を発揮できる環境を整える・・・従業員が持つ能力や資質を十分に発揮できる制度を作るとともに従業員がスキルアップできる環境を整える。
経営資源は「ヒト・カネ・モノ・情報」と言われますが、「人材と人財」で書いたように、最も重要なのが「ヒト」です。その「ヒト」の中心が従業員です。しかし、「ヒト」(従業員)は単なる経営資源ではありません。単なる使い捨ての『人材』ではなく、会社の財産である『人財』に高めなければなりません。
企業の持続的成長・発展を支えているのが従業員であり、従業員のエンゲージメントを高めることが企業の成長・発展には不可欠なのです。そして、従業員のエンゲージメントにとって重要なのは、会社と従業員、従業員同士の信頼関係です。
従業員のエンゲージメントを高めるようにしましょう。