「明日、仕事で何か問題が起きたらどうしよう」
「相手に嫌なことを言われたら……」
「失敗したら、どうしよう」
まだ何も起きていないのに、頭の中では何度も「最悪の場面」を想像してしまう。
真面目で責任感が強い人ほど、そんなことがあります。
でも、不安をなくそうとして考え続けるほど、かえって心が疲れてしまうこともあります。
そんなときに試したいのが、
「もし○○が起きたら、××をする」
と、あらかじめ決めておく方法です。
たとえば、
「もし上司から急な仕事を頼まれたら、まず期限を確認する」
「もし嫌なことを言われたら、その場では反応せず、一度深呼吸する」
という具合です。
これは、いわば心の中に「非常口」を作っておくようなもの。
「何か起きても、対処する方法はある」
そう思えるだけでも、漠然とした不安に飲み込まれにくくなります。
1.最悪のパターンを一つだけ考える
まずは、
「今、自分が一番心配していることは何?」
と考えてみましょう。
そして、
「もし本当に起きたら、どうする?」
を一つだけ決めます。
ここで大切なのは、何通りも考えないこと。
最悪の未来を何度も想像するのではなく、「そのときの対処法」を一つ用意するのです。
メリット:「何か起きても対処できる」という安心材料になる
デメリット: 最悪の場面を細かく考えすぎると、かえって不安が強くなることがある
2.「その場で決めない」を決めておく
予想外のことが起きると、焦ってすぐに答えを出したくなります。
そんなときは、
「もし動揺したら、その場では結論を出さない」
と決めておきましょう。
「確認してから返事します」
「少し考えてからお伝えします」
そんな一言を、自分の「避難ボタン」にしておくのです。
メリット:感情に任せた判断を防ぎやすい
デメリット: すぐに対応しなければならない場面では、使いにくいこともある
3.「困ったら誰かに相談する」と決める
すべてを自分一人で解決しようとしなくても大丈夫です。
「もし自分だけでは難しいと感じたら、○○さんに相談する」
と、あらかじめ相談先まで決めておきます。
これは、一人で山を登るのではなく、途中に休憩所を作っておくようなもの。
困ってから相談先を探すより、先に決めておくほうが安心できます。
メリット:「一人で何とかしなければ」という負担を軽くしやすい
デメリット:相手の都合によって、すぐに相談できない場合もある
まとめ:「不安」には逃げ道を作る
不安になると、
「起こらないようにしなきゃ」
と、未来を何とかコントロールしたくなります。
でも、未来を完全に予測することはできません。
だからこそ、
「もし起きたら、こうする」
と決めておく。
不安そのものを無理に消そうとするのではなく、不安がやってきたときの受け皿を、先に用意しておくのです。
今日、気になっている「もしも」を一つだけ選んでみませんか?
そして、
「もし○○が起きたら、私は××する」
と、心の中に小さな非常口を一つ作ってみてください。
それだけでも、明日の不安との付き合い方が、少し変わるかもしれません。