日経ビジネスで河合薫さんのリスキリングについての記事からピンと来た。そして共感、まさしくそんな話しを身近な人から聞いていたので…。そんなリアルな現場の話しを伝えたい。
(個人的な話しだが、自分が一番腹が立っているのは流行語のごとく&人気稼ぎのため、品のないメディアが無茶苦茶に取り上げ、また企業が右にならえとなっている・・・。こんな日本の風潮が嫌いなのである)
日本の大多数の企業がとらえる"リスキリング"の定義は?
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所詮、こんなものか…
・転職支援のこと?と思っている
・シニアの再活用=50代切り?
・働かないおじさん対策⇨ここでは"おばさん"と言う言葉は出てこない
・人手不足問題解消ツール?=若者誘因ツール
ざっとこんな程度ではなかろうか? 馬鹿らしい。すぐに飛びつく企業もあさはかだ。これをビジネスにしようとするコンサル会社は只今必死である。
従業員(特に後半世代の)からの感情を聞いてみたら、、、
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従業員の気持ちを知ってるか?会社は。
・俺からすると、いらない人間にリスキリングの機会を提供します見たいな。
・簡単なスキルついたら適度に転職してください。
・社会の雇用流動化になります見たいな。
・あなたも老後まで働かせてあげます。
・ただし給料獲得は知りません、自分で頑張ってください、、、
リアルな自分の仲間から聞いても、ざっとこんなマイナスイメージしか持っていない。また聞いた仲間はいわゆる大企業の人間が多かったが、やはり定年まで時間のないシニアに向けられているように聞こえて仕方ないと言う。みんなモチベーションが下がったとか社内では口には出さないが、飲み会と心の中ではかなり怒っている。もやもや感は満載であるのは手に取るようにわかる。
本当のリスキリングとは何なのか考えろ! ESGウォッシュはやめた方がいい!
(Z世代や若い人に言うことではないが)今はどこの企業も"人材確保"、"人的資本経営"とか言っているが、まずどこに向けて言っているかと言うと、Z世代への就職リクルートPRとESG評価を意識した外面(そとずら)に向けてだけなのだ。
こんな俺でも考えられるリスキリングの定義は次である。
リスキング定義
・今までのスキル+新しいスキル=転職⇨馬鹿らしい
・今までのスキル+熟成スキル=さらなる貢献
どうでしょう、どちらが真っ当で、どちらがモチベーション上がるでしょうか? この会社を選ぼうとするZ世代若者も「この会社なら成長出来る!」と思うのでは?
年寄りはデジタルが弱い? 今はデジタル、DX、chatGPTの時代なのでそのようなスキルを身につけてください・・・なのか?
こんな事では今までシニアの人が頑張って築き上げて来た企業価値はどうなるのでしょうね? 技術面などの維持保存はしなくて良いですか?
経営側の人間が従業員に遠回しに言う、、、メディアを見ればタイトルもこの類のものばかり、、、「給料高い年寄りは働いていない、悩む50代、老後の心配…」など。
だからビジネス週刊誌を読んで"気にしている"企業の経営者は、シニアを厄介者と位置づけ、リスキリングで見せかけだけのデジタル知識を学ばせ、外に追いやろうとしている、、、と従業員に思われても仕方ないでしょう。
以外や以外、若い人たちはシニアとの共存を理解している
(自分は若い人からも誘われるし、良くお茶をしたり飲みに行ったりもしている) そんな中、以外や以外、若者達はシニアを馬鹿(失礼)にしていないし、現実を良く見ている。
若者もしっかり考えてますよ。
・若者が年寄りに対して、そんなこと思っていませんよ。
・自分の親のことも理解している。
・自分が年をとる事も理解している。
こんなこと言う若者もいる(まぁ多分"にわか上司"より聞かされたのであろうと思うが…)
「昔は残業つけたら怒られたらしいですね、土日も出てこいと言われ出勤しても休日出勤つかなかったそうですね」そして「有休とったら嫌味を言われたんですね、結婚式の休暇って会社に合わせたんですか?」って。
それに比べたら今は給料に関しては基本給に近い残業代がついているし、有休も取れと言われるので、まぁまぁですと、、、(やや意味深なのは"ゆるブラック"にならないかと、、、)
ある意味、沈着冷静だと感心した。
"リスキリング"とは、実は会社と管理職の策略???
・・・と思われても仕方ない、もちろん国家戦略かも知れないが、上記のような企業の理解からするとちょっと残念だ。もっと本気でリスキリング考える必要がある。ただ悲しいのは今の管理職にそんなことを考えるスキルがあるかどうか?
今まで自分達の権益を守るために、下に指示命令だけを自分の任務として来た人間が大多数である。また上の指示を何の解釈なく、自分の意思を付加することもなく下にスルーしている管理職たちです。
上に対してNOと言えないし、考える能力が欠如している管理職がリスキリングプログラムを作れるとは思えない。
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管理職の実力は?
・簡単にコンサル会社に委ねるリスキングなんてないはず。
・企業独自の伝統継承のためのリスキリングプログラムがあるはず。
・それを作るのは、率先して管理職、経営側の仕事のはず。
残念な気がしますが、まだ希望はあるはず。今まで現場をしっかり見てきた社員は絶対にいるはずです。その人たちにスポットを当て、ノウハウの伝承のためのリスキリングアイデアを作ってもらうのです。その人たちはおおよそ若者へも偉そうにすることなく、共に歩んで来ているので同世代にも受け入れられるはずです。そしてその経験をベースにするリスキリングは何なのかをしっかり企業内で討議することです。
簡単に伝統スキルを捨てることなく、若者と年寄りの共存をしっかり考える。それが企業のサスティナビリティ(持続可能性)につながり、結果としてESG評価として投資家に認められる。
これが真の正しい企業姿勢だと思うのです。決して外国スタイルが正しいことだと流されないで欲しい。日本企業はそうであって欲しいと切に願うばかりである。
●追伸・・・あくまで私の知人、友人、そしてメディア情報からの話しであり、全ての企業のことではありません。きちっとリスキリングに取り組んでおられる企業もありますこと承知しております。
(終わり)