他人の言うことは聞かない方がいい

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こんにちわ。

龍神様にご縁をいただいているスナックママのみちるです。
私は今年で54歳になりますが、私が若い人に人生でのアドバイスを求められたら、まずこれを上げます。

それは「人の言う事は聞かないほうがいい」ということです。


私が20代の頃はバブルはもう崩壊していましたが、その残り香はまだ残っていました。
ですから今よりもまだ世間が潤っていた時代です。

ブランドブーム真っ盛りで、若い子はみんな丸井のカードを作ってローンで買い物をしていました。
私もご多分に漏れず丸井で洋服を買っていましたが、それは最初に就職した会社の先輩の言葉が原因です。

私は駅の地下にあるようなショップで洋服を買っていたのですが、ある日2歳上の先輩は私の服を見てこう言いました。

「ブランドの服を着ないと、人間が安く見られるよ」

それから私は「安く見られるのは嫌だな」と、3万もするセットアップ、15万するスーツとハイブランド服を買うようになりました。

田舎から出たばかりの18歳の子は、20歳の先輩の言葉を鵜呑みにしてそれからブランド服ばっかり買うように。
それがどれくらい意味のないことかはわかりますよね。


20歳で最初の夫となる人と出会うのですが、その人もやはり「欲しいものはローンを組んでも買う」人だったので、私のローンは雪だるま式に増えて行きました。

ローンを毎月毎月払ってるのに、またローンを組んでしまう。
累計で100万以上も払っているのにいつまで経っても終わらない。
今月は5万、来月は7万と、家賃とローンの支払いをしたらほとんど残らない状態が続きました。

「後払い」「分割払い」というのはかなり高額の利息が付くことをに、私は長いこと気づいていませんでした。

このままではいけないと、私は昼も夜も働き始めました。
何社からも借りていたのを一つ一つ片付けてはカードにハサミを入れ、全部のローンを片付けたときには30歳も間近に迫っていました。

若い時は我慢するよりは欲しいものを買った方が良いと思います。
しかし、私の場合は「人から良く見られたい」という自己顕示欲の為につまらないお金を使ってしまったわけです。

大人になってブランド服を着ていられるのは、ある程度良い生活をしている事の現れではあります。良い服をきていることが信用につながることもあるでしょう。
しかし二十歳そこそこの子のブランド服は、無駄な背伸びと痛々しさを感じさせます。
お金を使うなら、旅行するなり自己投資するなり、もっと有意義なことに使えば良かったな、と反省しています。

今までの人生で色んなアドバイスを受けました。
けれど後から考えてみると、人生訓のようなアドバイスで役に立った事はほとんどないんですよね。

アドバイスをしてきた人をよくよく考えてみると、単なるマウントだったり自分を大きく見せようとしての言葉だったような気がします。

むしろ本当に勉強になったと思う人は、無言で仕事のやり方や生き方を見せてくれた人でした。

したり顔で「●●しないと▲▲になるよ」などと言われたら、その言葉について考えると共に、その人のことも観察することをおすすめします。

















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