龍神様にご縁をいただいているスナックママのみちるです。
他人のことって気になりますよね?
あの人は家が金持ちだから、いつも新しい洋服を着ていてずるい!
あの人たいして美人でもないくせに、あんなイケメンの彼氏がいて悔しい!
私には怒ってばかりの上司があの人のことは褒める。あの人ばっかりちやほやされてずるい!
などなど。
恵まれた境遇の人を見て自分の身を振り返ってみると不遇だ。
年齢もルックスも同じようなのになんで?
世の中は不公平だ!!
なんであの人ばっかり!!
……と思わずにはいられませんよね。
でも、他人のことって気にしても仕方ないんですよ。
なぜなら、人生というのは自分との向き合いだから。
輪廻って信じますか?
人は死んだらあの世に行き、ふたたびこの世に戻って生まれ変わる。その繰り返しです。
生まれ変わると前の生の記憶は無くなりますが、魂は死にません。
新しく生まれ変わるたびに「課題」があり、それをクリアすればまた次の課題が与えられる。
そのたびに魂をレベルアップさせないといけないのです。
人それぞれ習熟度がちがうので、与えられる課題は同じじゃないんですよ。
まだ何度も生まれ変わってないレベルの低い人にはそれなりの課題だけど、生まれ変わりの回数が多い人には少し高度な課題が与えられます。
それがいわゆる「辛い」ことや「不幸」と言われることになります。
恋愛相手に恵まれない。
就職が上手くいかない。
親との関係が上手くいってない。
これがもっと生まれ変わりの回数が増えて、魂のレベルが上がると
難しい病気にかかる
近しい人を亡くす
大きな借金を抱えて大勢の人に責められる
など「課題」のグレードも上がります。
ですから、あなたが「ずるい!」と思っている人の辛い事とは、
「親が厳しいから遊びにいけない」とか
「●●君にLINEしたのに既読つかない」とか
「▲▲のチケット、出遅れて取れなかった! 死んじゃう!!」
……ぐらいの感じです。
あなたの周りにもいませんか、こういう人。
あなたから見ると「どうでもいいわ」的なことでも大騒ぎして、すぐ死ぬとか言う人。
あれはあれで真剣だったりするんですが、まるきり子どもですよね。
要するに魂が幼いってことなんですよ。
大事なのは、「その人に耐えられない課題は与えられない」ということ。
課題はその人のレベルに合わせてるんです。
魂が大人の人の特徴とは
以前、ある会社のグループが店をよく訪れていました。
その人たちは、会社の人の悪口を言い、会社のシステムや仕事内容に文句を言っていました。
私も意見を求められたのですが、いろいろ酷いことが多い会社のようで、一緒になって「ひどいねぇ」なんて言ってました。
ところがその中で一人だけ悪口に参加しない人がいました(Aさんとします)。
高圧的な上司の話題になると、
「でも課長が強く言ってくれるから、みんな真面目に仕事するよね」とか、必ず槍玉に上がっている人の良いところを挙げるのです。
「あの人は言葉はキツいけど、仕事の仕方は合理的だよね」とか。
それほど口数は多くないので、彼女のことをそれ以上知ることはできなかったのですが、ある時Aさんだけが早上がりで、グループのみんなより早く店に来たことがありました。
私から聞いたわけではないのですが、Aさんは自分の話をしました。
彼女は数年前にお子さんを亡くしていたのです。
生まれた時から難病で「何年も生きられない」と医者から言われていたこと、ずっと病院で管に繋がれていたことなどを淡々と話してくれました。
そして話の最後に、彼女はこう締めくくりました。
「でも、四年半も生きてくれたから」
亡くなってしまった子どものことでも、彼女は「よかった探し」をしているのです。
魂のレベルを見るには、瞳の奥を覗くことです。
魂のレベルが高い人の瞳はとても深く澄んでいます。
Aさんの瞳はとても澄んでいて深い森の中にある泉のようでした。
課題のちがう人のことを羨んだり、悔しがったりしても無駄なことです。
それは魂のレベルが低い人のことを羨ましがってるという無駄な行為。
子供の持ってるお菓子を羨んでることと同じです。
それに、もしかするとあなたの今生での課題は「人を羨ましがらないこと」かもしれませんよ。
(文中に出てきた例は、私が見聞きしたさまざまな出来事を構成したフィクションです)