こんにちわ。
龍神様にご縁をいただいているスナックママのみちるです。
店を閉めた後、近くの朝までやっているBarによく行ってたのですが、ある時一人で飲んでたら知らない女性が私の隣の席に座ったんですね。
そのBarは昔ディスコだったのをそのまま使っている店で、週末はDJタイムもあって賑やか。
グラスを持ってあちこち移動するお客さんも多い店です。
女性は(A子さんとします)スナックで働いた後のようでドレスを着ていましたが、だいぶ酔っ払ってました。
A子は私の隣に座るとこんなことを言いました。
A「私ね、こどもが4人いるんだ」
私「4人? すごいね」
A「でも彼氏がいてね。私と結婚したいって」
私はキトクな人もいるもんだ、と思いつつも、「おめでとう」と返しました。
しかし、その後のA子の言葉に目を剥きました。
A「だからね。私、彼氏には中出しさせてるんだ」
うーわー。
なにこの人ヤバい。
ピル飲んでるようにも見えないし、5人目作る気なのかな。
4人の子持ち女性の彼氏とは
私はこう言いました。
「4人のお子さんはほかの人の子どもでしょ? その人の子ができたらどうするの? 悪いけどその男の人、5人も面倒見る気ないと思うんだけど」
騙されてるよ、と私が言うとA子はムキになって反論しました。
A「だって彼の家も知ってるし、奥さんと別れるって言ったもん!! 私のこと愛してるって!!」
もん、ってアンタ。
しかも相手は既婚者かい。
これは「ヤリ捨て男」確定です。
説教されるのがおもしろくないのか、A子はグラスを持ってまた別の席に移動してしまいました。
後日、別の人からA子の話を聞きました。
A子は4人の子の世話をまったくせず、スナックの仲間たちが交代で子どもにご飯を作ったりしているそう。
そしてA子に生活保護を受けることを勧めているそうです。
そしてまた別の人から「バツイチばかり狙う男」の話も聞きました。
なんでも、バツイチ女に結婚をちらつかせば簡単にセックスさせるし、その女と別れたいと思ったら子どもを蹴ればいい、と言っている男の話です。
それがA子の彼氏とは限りません。
第一、ネグレクトのA子は男が子どもを蹴ったとしても、男の方を取るような気がしてならないんですよね。
子どもをかばう気がしない。
私にうれしそうに「彼氏が私と結婚したいって」と言ってきたA子の頭の中は、はじめての恋愛で舞い上がってる若い子のそれと同じでした。
彼女の頭の中には子どものことなどありません。
「子どもを育てる」という責任から逃れて、恋愛に浮かれているのです。
娘がいるB子の場合
またこんな人もいます。
B子は若い頃にバンドマンと結婚しましたが、乳幼児を抱えて離婚、慰謝料は一銭も貰えませんでした。
ところが娘が小学校に入る頃に彼氏ができて再婚。
新しい夫は優しそうな外見をしていましたが、私は何かひっかかる気がしたんですよね。
その「ひっかかり」の正体がわからないまま、数年が経過しました。
たぶんB子の再婚から5年くらいは経っていたと思います。
たまたまスーパーで会ったのをきっかけに、後日私は彼女の家に訪ねていきました。
すると彼女は狭いアパートに住んでいました。あれ、ダンナは?
再婚したダンナとは離婚したそうです。
理由は「娘に手を出した」から。
「ひっかかり」の正体はそれだったか、と私は腑に落ちました。
優しくしてくれるから、いい人と再婚したと思っていたら、B子がいないところで小学生の娘を裸にして画像を取ったり、体に触るなど(もっとエグい話も聞きましたが、この程度で)していたそうです。
娘は子供なりに「言ってはいけないこと」と思い、ずっと黙っていたそうな。
子供なりに察していたのでしょうね。
「自分がこのことをしゃべったら、ママの幸せが壊れる」ことを。
B子は離婚を決断しましたが、子どもが継父からされたことを訴えても、それを嘘と決めつけるお母さんもいます。
離婚して子どもがいても恋愛するのは悪いことではありません。
しかし、再婚となるとかなりのハードルが上がります。
厳しいことを書きますが、離婚してまだ世話が必要な子どものいる女性に近寄ってくる、結婚歴のない男の目的はセックスです。
子どものいないところで会って、デートを楽しむ分にはいいのですが、再婚となったらしばらく時間を置いたほうが良いかもしれません。
自分の子でもないのに面倒をみよう、などというのはやはりキトクな人ですからね。
ただでさえ男性は女性に比べてプレッシャーが多いのです。
「男は家庭を持たなければならない」「男は家族を養わなければ一人前ではない」という重圧は今の時代でもなかなかなかなくなりません。
その「一人前の男」の標準装備としての「家族」を求められただけとしたら?
先々には不幸しか見えないんですよね。
そしてなぜか女性は男性から甘い言葉を囁かれれば、無条件にそれを信じてしまいがち。
「一人で働いて子どもを育てている」という辛い状況から逃げたいばかりに、自分に都合よく考えてしまう女性を、私はたくさん見てきました。
再婚は40代、50代になってもできます。
事実、私の周囲には40半ばも過ぎてから再婚した人のほうが、長続きしている人が多いです。
しかし、世話が必要な子どもがいる場合は、ハードルが高いと言わざるをえません。
上手くいったように見えても、やはりケンカになれば「俺の子じゃない」などと子どもがネックになります。
それを子どもが目の当たりにしたら?
幼い子どもの胸に深い傷となることは容易に想像できます。
子どもが小さいうちに再婚して、幸せになる確率は0とは言いません。
ただ、かなり低いでしょうね。
自分の幸せを追求して、子どもに犠牲を強いる。
あなたにはそれができますか?
(文中に出てくる例は、私が見聞きした話の断片を編集していますので事実とは異なります)