秩序は無秩序を生む

人間が自然界で安全に生きていくには、

秩序は必要なことなのですが、

それは、町、地域、家、などの

ハード面だけではなく、

法律、常識、地域性、決まり事、宗教観、

個々では、それぞれにある価値観など、

精神にも秩序があり、

その中で私達は生きています。

ですが、秩序が多い人は、

その数だけ無秩序に苦しみます。

秩序から外れれば無秩序だからです。

秩序の数だけ無秩序があるからです。

自然界は無秩序です。

山などを所有しても、

放っておけば草木は好き勝手に伸び、

人間の作った環境などはすぐに風化して

しまう。

しかし、人間の心は自由です。

ここはきっちり大切にする。

ここは気にせず生きる。

と決めてしまえば、

結構、精神的には自由にいられます。

自分が最も大切にしていることは何か？

それを自覚し、大切にできるのなら、

他は大らかにしていれば

穏やかに生活ができるのではないかな、

と思います。

秩序は、人間が決めて作ったことですしね。