成績の心配より先に「机のポケモンカード」を片付けてみてほしい

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学び


「めんどくさい」

家庭教師の指導をしていて、
子どもたちからよく聞く言葉ランキング第一位です。

そりゃ世の中めんどくさいことなんてたくさんあります。

子どもの頃は好き嫌いがハッキリしているからこそ尚更でしょう。

じゃあ、めんどくさいならやらなくていいのか?

そんなはずはありません。
ハッキリと「それは、違う」と教えてあげたいものです。

しかし、めんどくさいことを子供にやらせようとすると、必ず
「親が何度言っても聞いてくれない」という事態が訪れます。

経験上、親の「〜やりなさい」を、すぐ
「わかった」と聞き入れられる子供はかなり貴重な存在です。

じゃあどうすれば「めんどくさい」への耐性を高めてあげられるのでしょう?



1. 散らかった勉強机は子供の「めんどくさい」が潜んでいるサイン

訪問の家庭教師として指導する時、生徒の勉強机で一緒に勉強することが多く、自然と机周りの物には目が行きます。

あまりにも散らかった机の上は、当然気になります。

その上で、お母さんから散々「片づけなさい」と言われているのだろうな、と
容易に想像がつきます。

もちろん、「子供はそれを聞き入れてくれないのだろう」というところまで。

「〜した方がいいとわかっているけど、後回しにしてしまう」
というのは老若男女あります。

人間とはそういう生き物なのかもしれません。(僕もそうです)

ですので、子供も例外ではありません。

この前は、
「その机の脇のゴミは片付けないの?」
「なんか、物がたくさんあった方が落ち着くんです」
なんてやり取りをしました。

気持ちは分からんでもない。

でも、「勉強」というのが主な目的である勉強机で

・ポケモンカード
・家庭科で作って持ち帰ってきた巾着袋
・ドライバーセット
・飲み終わったペットボトル

は必要ないのでは?と思わず言ってしまいました。

いち家庭教師が、机に置くものまで口を出すのは少々でしゃばりな気もしました。

でも、少し話すと、机が汚いことで困っていることも多くあることに気づいたようで、納得してくれました。

「勉強に必要な物以外を机に置くのはやめよう」と、
一緒に机周りの片付けをすることにしました。

ここまでくると本当に「家庭教師」なのかわからなくなってきましたね。

「これは?使う?使わない?」
を繰り返し、30分くらいで机の上を片付け。

終わってみたら、スッキリ。

見ず知らずになっていたプリントまで「発掘」されました。
(隠していたっぽいテストも)

「物がたくさんあった方が落ち着く」という子どもの主張は理解できます。

でも、僕は知っています。

いろんな理由を並べながら、心のどこかに「めんどくさい」が
潜んでいるのです。


2. 身の回りの整理は「心の整理」:物が多いと子供の集中力は途切れ


だから、どんな子からも片付け終わると、

「めっちゃスッキリ!」

という声を聞きます。

このスッキリは、物理的なスッキリだけではないと思っています。

身の回りの整理は、「心の整理」でもあるからです。

物を溜めすぎるのはよくないなどと言われますが、
単純に物が多いとそれだけ脳のアンテナが分散されてしまいます。

ただでさえ情報に溢れる現代において、家や勉強机が物で溢れかえっているようでは、それはそれは「集中」なんてしにくいに決まっています。


3. 素早い快楽を「めんどくさい」に組み合わせる

「心の整理」でもあるからには、机の片付けは子供が自分自身でやらないといけません。

しかし、親の言うことは聞いてくれないのです。

ふと自分の子どもに対して
・集中力が続かない
・勉強を促しても聞いてくれない
・めんどくさいが口癖になっている
と思った時、勉強机を気にかけてあげることも一つの手かもしれません。

いきなり塾に通い始めても、「めんどくさいけど無理やりやらされている」ことには変わりがないからです。

だから、勉強という行動を取り囲む「めんどくさい」をまず排除することから始めるのが効果的です。

その一つとして、今日は「机の整理」をオススメしました。

ただ厄介なのが、今の時代、YoutubeShortsやTikTokなど「素早い快楽」を得られるコンテンツに溢れています。

結果、子どもたちにとって、現代では「時間のかかること」や「少し手間を要すること」のほとんどに対して「めんどくさい」が適用されてしまいます。

机の整理は時間がかかります。
だから、「めんどくさい」のです。

こんな時、
いっそのこと「素早い快楽と組み合わせてしまう」ことも有効です。

ただ「机きれいにしなさい」と言うよりも、
「音楽聴きながら、机のいらないものだけ出していってみない?」と
具体的に言う方が、子どもも行動しやすいです。

好きな曲を聴きながらでも、好きな動画を流しながらでも。

机さえ整えてしまえば、何かが変わるはずです。
いわゆる「環境を変える」ですね。

もし自分の勉強机がなかったり、リビングで勉強することが多い、
という子なら「学校からもらってくるプリント類の整理」も有効です。

ファイルを持っていくことなく、プリントは全て学校カバンにぶちこんでいるという子の話を聞いて驚いたこともあります。

その子とはオンライン会議を繋いで、最近見た映画(『ミニオンズ』が面白かったそうです)の話をしながら、カバンの整理をやってもらったりしました。

「嫌なことと好きなことを組み合わせる」というやり方は、習慣形成の本を読めば有名な話で、当然「子ども」の習慣にも応用することができます。

僕の趣味が読書でよかったなと思いました笑



まとめ
・「集中できない、じゃあ塾だ」となる前に見直せることがたくさんある!
・片付けを「音楽を聴ける楽しい時間」に仕立て上げることも有効!

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