生活保護の申請は、ただでさえ生活が苦しい中で行わなければならず、精神的にも体力的にも大きな負担がかかりますよね。
生活保護の申請を行政書士に依頼することには、主に「確実性」と「精神的負担の軽減」という面で大きなメリットがあります。同時に、知っておくべき注意点もありますので、現実的な視点から整理してお伝えします。
行政書士に依頼する3つのメリット
1. 「水際作戦」を防ぎ、確実に申請を受理してもらえる
行政書士が法律に基づいた正確な申請書類を事前に作成し、本人に代わって(あるいは同行して)提出することで、窓口の担当者は「申請書を受け取らない」という違法な対応ができなくなります。
2. 複雑な書類作成や収集を任せられる
生活保護の申請には、資産申告書、収入申告書、親族の状況など、多くの書類を用意する必要があります。行政書士は書類作成のプロフェッショナルであるため、これらの煩雑な手続きを迅速かつ正確に進めてくれます。
3. 精神的な負担が大幅に軽くなる
生活に困窮している状態で、役所の担当者から厳しい質問を受けたり、何度も窓口に足を運んだりするのは大変なストレスです。専門家が間に入り、手続きをサポートしてくれるという安心感は、何よりも大きなメリットと言えます。
依頼する前の注意点(デメリット・現実的な側面)
メリットが大きい一方で、以下の点には注意が必要です。
費用の負担がある
行政書士への報酬の相場は、おおよそ3万円〜10万円程度です。手持ちのお金がない場合は、生活保護費の初回受給額から後払いで対応してくれる事務所を選ぶ必要があります。
「交渉」や「不服申し立て」はできない
行政書士ができるのは「書類の作成と提出の代行」までです。万が一、申請が却下された場合に、役所と法的な交渉を行ったり、不服申し立ての代理人になることは法律上できません(これらができるのは弁護士のみです)。
検討のためのアドバイス
もし現在、手持ちのお金が全くなく、専門家に依頼する費用に不安がある場合は、行政書士や弁護士に依頼する前に、生活困窮者を支援しているNPO法人や、法テラス(日本司法支援センター)を利用するのも一つの現実的な選択肢です。無料で申請同行をしてくれたり、弁護士費用の立て替え制度を利用できたりする場合があります。