職場の給湯室や自宅のキッチンで、洗っていたグラスが滑ってヒビが入ってしまうことってありますよね。
カチャンと嫌な音が鳴った瞬間、胸がギュッと締め付けられるような感覚に襲われることはありませんか。
「なんて不注意なんだろう」「どうしていつもこうなんだろう」と、自分を強く責めてしまうかもしれません。
たかがグラスひとつかもしれないけれど、落ち込んでしまう自分の不甲白さに嫌気がさしてしまうこともありますよね。
でもね、まず最初にお伝えしたいのは、あなたは決してダメな人間でも、不注意すぎる人間でもないということです。
グラスにヒビが入ってしまったのは、あなたの手が滑ったからだけではないんですよ。
実は、知らず知らずのうちに心が限界を迎えていて、注意力が少し削がれてしまっていただけかもしれないんです。
日常の忙しさや人間関係の緊張、仕事のプレッシャーで、あなたの心はずっと張りつめていたのかもしれません。
手が滑ってしまったのは、心が「もう少し休んで」「私を労わって」と出している小さなSOSのサインなんですよね。
それなのに「自分が悪いんだ」と必要以上に重く受け止めてしまうのは、あなたがとても真面目で責任感が強い証拠です。
何事も完璧にこなそうと頑張ってきたからこそ、小さな失敗に対しても自分を許せなくなってしまうんです。
僕は、そんな風に自分を責めて傷ついているあなたを見ると、本当に切なくなってしまいます。
形あるものはいつか壊れるし、どれだけ気を付けていても手が滑ってしまうことなんて誰にだってあります。
大切なのは、ヒビが入ったグラスのことよりも、その瞬間ヒヤッとして傷ついたあなたの心なんですよね。
ガラスのヒビを心配する前に、まずは「ビックリしたね」「怪我がなくてよかった」と自分自身に優しく声をかけてあげてください。
不注意だった自分を責める必要はどこにもありませんし、落ち込む必要だって一切ないんですよ。
むしろ「今までずっと気を張って頑張ってくれてありがとう」と、頑張ってきた自分を認めてあげるきっかけにしてほしいんです。
グラスの代わりはいくらでも見つかりますが、あなたというかけがえのない存在の代わりはどこにもいません。
ヒビが入ってしまったのは、あなたがこれまで一生懸命に毎日を生きてきたという、愛おしい証拠でもあるのです。
だからどうか、自分をいじめるような言葉をかけるのは今日で終わりにして、あったかいお茶でも飲んで一息ついてみてくださいね。
あなたが自分自身に優しくなれたとき、こわばっていた心もふっと柔らかく解けていくはずですよ。
僕はいつでも、頑張りすぎてしまうあなたの味方であり続けたいと思っています。
ほんの少しでも心が軽くなって、あなたの毎日に優しい笑顔が戻ってくることを、心から願っていますね。