画面の向こうの「キレイ」と我が家の「現実」。比べる気持ちをそっと手放す方法

画面の向こうの「キレイ」と我が家の「現実」。比べる気持ちをそっと手放す方法

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コラム
リモートワークで画面に映る同僚のお部屋。すっきりと整理整頓されていて、なんだかおしゃれなインテリアや観葉植物が飾られていたりして、思わず見惚れてしまうことってありますよね。

それに比べて、画面のこちら側にある自分の部屋を見渡してみると、畳んでいない洗濯物や生活感あふれる日用品が目に入ってしまって、なんだか急に落ち込んでしまったり……。

「みんなはあんなに丁寧でステキな暮らしをしているのに、どうして自分は……」なんて、自分を責めるような気持ちになってしまうこともあるかもしれません。

でもね、まず最初にお伝えしたいことがあります。そんなふうに人と比べて落ち込んでしまうのは、あなたがそれだけ毎日を一生懸命に生きている証拠なんですよ。

画面の向こう側に見えているのは、あくまでその人の生活の「ほんの切り取られた一部」にすぎません。

カメラの画角から少し外れた場所には、もしかしたら散らかった物が積み上がっているかもしれないし、画面に映る場所だけを慌てて片付けたのかもしれないですよね。

人は誰しも、人に見せる部分には一番良い状態を選びたくなるものです。だから、相手の「見せたい部分」と、自分の「日常の素の姿」を比較してしまうと、どうしても自分が劣っているように感じてしまうのはごく自然なことです。

心理カウンセラーとして多くの方とお話ししていると、このように「他人の表面的な部分と、自分の裏側の苦しい部分を比べて落ち込んでしまう」というご相談を本当にたくさんいただきます。

自分の部屋に生活感が溢れているのは、あなたがそこでちゃんと生きていて、毎日を必死に過ごしてきた愛おしい証拠なんですよね。

疲れて帰ってきて、とりあえず服を脱ぎ捨てて休んだこと。忙しい日々の中で、自分の心と体を守ることを優先したこと。それは決して怠けているわけではなく、あなたが自分の命を懸命に維持してきた結果なんです。

部屋の乱れや生活感は、あなたが毎日をがんばってきた「足跡」のようなものだと思ってみてください。

もし画面の向こうのステキな部屋を見てモヤモヤとした気持ちになったときは、「ああ、あの人は部屋を綺麗に保つのが得意なんだな」「見せ方が上手だな」と、ただ事実として受け止めてみましょう。

そして、「でも、僕の部屋には僕のホッとできる空間がある」と、自分の場所にも目を向けてあげてほしいのです。

綺麗に整えられた部屋が必ずしも「幸せの正解」というわけではありません。少し散らかっていても、自分自身が一番リラックスできて、素の自分でいられる場所であれば、それだけで十分に価値のある素晴らしい空間なのですから。

完璧な暮らしを目指す必要なんて、どこにもありません。まずは「今日も一日、この部屋で無事に過ごせたな」と、自分自身と自分の空間をあたたかく認めてあげてくださいね。

あなたが少しでも肩の力を抜いて、自分のペースで心地よく過ごせることを心から応援しています。

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