レジや改札で急に止まる人たち……「キーッ!」となるあなたの心を一瞬でゆるめる優しい方法

レジや改札で急に止まる人たち……「キーッ!」となるあなたの心を一瞬でゆるめる優しい方法

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コラム
改札口を通ろうとした瞬間、前の人がパスケースを探して突然立ち止まる。スーパーの会計で、いざお金を払うタイミングになってから財布をごそごそ探し始める……。急いでいるときや疲れているときにこういう場面に出くわすと、心のなかで思わず「ちょっと待ってよ〜!」と叫びたくなってしまいますよね。

声をかけるのも何だし、かといってその場で待つしかないもどかしさ。足止めを食らっている間、イライラと焦りで胸がキュッとしめつけられるような気持ちになること、誰にでもあると思います。

そうやってイライラしてしまう自分に対して、「なんでこんなことで怒っちゃうんだろう」「もっと心に余裕を持たなきゃダメだな」なんて、自分を責めてしまう優しい方もいるかもしれません。

でもね、まず最初にお伝えしたいのは、そうやってイライラしてしまうのは決してあなたが意地悪だからでも、器が小さいからでもないということです。

僕たち人間は、スムーズに進んでいた流れを急に遮られたり、自分の力ではコントロールできない状況に置かれたりすると、本能的にストレスを感じるようにできています。だから「イラッ」とするのは、ごく自然な心の防御反応なんですよ。

心理カウンセラーとして多くの方の心に寄り添ってきた経験から言えるのですが、こうしたイライラを感じやすい人ほど、実は普段から周りに気を配り、ルールやマナーをきちんと守って生きている頑張り屋さんであることが多いんです。

「後ろに人がいるから早くしよう」「迷惑をかけないように準備しておこう」と、いつも周囲への配慮を欠かさないあなただからこそ、そうではない行動を見たときに心がざわついてしまうんですよね。

だからまずは、「そりゃあイライラもするよね」「私、今日も周りに配慮しながらよく頑張ってるな」って、ご自身の素直な感情をまるごと認めてあげてくださいね。

そして、もしまた改札やレジで足止めを食らって「キーッ!」となりそうになったときは、ほんの少しだけ視点を変えてみるのがおすすめです。

例えば、目の前でモタモタしているその人は、もしかしたら今日ものすごく悲しいことがあって落ち込んでいて、手元すら見えなくなっているのかもしれません。あるいは、慣れない土地に来て不安でいっぱいなのかもしれません。

「きっと何か大変な事情があるのかもな」「今日はいろいろとうまくいかない日なのかな」と、心の中でそっと小さな物語を作ってみるんです。

もちろん、相手の事情を完璧に想像する必要はありません。ただ、「相手にも何か理由があるのかも」と一瞬考えるだけで、意識のスポットライトが「イライラ」から少し外れて、あなたの心の温度がふわっと上がります。

それでもイライラが収まらないときは、その時間を「神様がくれた小さな休憩タイム」だと思ってみるのも素敵な方法です。

「ここで数秒立ち止まったおかげで、この先で転ばずに済んだのかもしれないな」とか、「ちょっと深呼吸をして、肩の力を抜くための時間をもらえたんだな」と捉えてみる。

ほんの数秒、数十秒の足止めですが、その時間を使って息を「はぁ〜」と大きく吐き出してみてください。息を吐くことで、体に入っていた力みが少しずつ抜けていきます。

イライラする気持ちを無理に消そうとしなくて大丈夫です。否定せず、「あ、私はいま焦ってるんだな」と気づいてあげて、ゆっくりと深呼吸を繰り返してみてくださいね。

あなたが毎日の中で感じている小さなモヤモヤやイライラが、少しでも柔らかくほぐれて、心が軽くなりますように。
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