冗談だと分かっていても、「あの言葉、もしかして…」と何日も考え込んでしまうあなたへ

冗談だと分かっていても、「あの言葉、もしかして…」と何日も考え込んでしまうあなたへ

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コラム
ふとした瞬間に掛けられた相手の何気ない一言。

その場では「あはは」と笑って受け流したはずなのに、帰り道や夜ベッドに入ったとき、ふと脳裏によみがえってくることはありませんか。

「あの言葉、本当は私を遠回しにディスっていたのかな…」

一度そう思い始めると、頭の中で何度も何度もそのシーンが再生されて、相手の表情や声のトーンを検証し続けてしまう。

そして気づけば何日も経っていて、すっかり心が疲れてしまっている……。

そんな経験があると、「どうして自分はこんなに気にしすぎるんだろう」「もっと大らかになれたらいいのに」と、自分を責めてしまうかもしれませんね。

でもね、まず一番にお伝えしたいのは、あなたがそれだけ深く悩んでしまうのは、決して心が弱いからでも、めんどくさい性格だからでもないということです。

これまで恋愛や人間関係、仕事や将来についてのさまざまな悩みに触れてきた経験から感じるのは、そうやって言葉の裏を考えてしまう人ほど、実はとても優しく、感受性が豊かだということです。

相手の意図や場の雰囲気を察する能力が高く、誰かを傷つけないように、そして自分も傷つかないようにと、無意識に心のアンテナをピンと張り巡らせているのですね。

脳内で何度も検証してしまうのは、あなたの心が「自分を守ろうとして安全確認をしている状態」なんです。

過去に言葉で嫌な思いをしたことがあったり、急に傷つけられた経験があると、心は二度とそんな痛みを味わわないようにと、警戒モードに入ります。

「相手の本心を見抜いておかなければ危ない」と、あなたの脳が一生懸命に防衛策を練ってくれているわけですね。

だからこそ、「また気にしちゃってるな」と気づいたら、まずは「自分の心は今、一生懸命自分を守ろうとしてくれているんだな」と、その頑張りを認めてあげてほしいのです。

そして、少しだけ視点をゆるめてみましょう。

人は誰しも、自分のその時の気分や体調、あるいは過去の経験というフィルターを通して世界を見ています。

相手が言った「冗談」も、実は相手自身の心の中にある適当さや、その場の思いつきに過ぎないことがほとんどです。

相手は言った次の瞬間にはもうその言葉のことなんて忘れて、今夜の夕飯のメニューや明日の予定を考えているかもしれません。

それなのに、あなただけがその言葉を大切に大切に抱え込んで、脳内で何時間も何日も熟成させてしまっているとしたら……なんだか少し損をしているような気がしませんか。

もしまた脳内検証パーティが始まってしまったら、「あ、また始まったな」と客観的に眺めてみてください。

そして心の中で、「はい、検証終了!」と小さく宣言してみるのもおすすめです。

真実がどちらかなんて、相手の頭の中を覗かない限り誰にも分かりません。

分からないことに大切な時間とエネルギーを使うくらいなら、「まあ、真相は闇の中だけど、今の私は美味しいお茶でも飲んでホッとしよう」と、意識を自分の「今」に戻してあげましょう。

心理カウンセラーとして、あなたがその繊細で優しい心を少しでも軽くし、自分自身に優しく過ごせる時間を増やしていけることを、いつでも心から応援しています。

あなたはもう、十分に周りに気を配って頑張っていますよ。

今夜はどうぞ、頭の中の検索エンジンをそっとオフにして、あたたかいお布団でゆっくり休んでくださいね。

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