「右肩上がりじゃなくていい」蛇行する人生のグラフこそ、あなたが一生懸命に生きてきた美しさの証です

「右肩上がりじゃなくていい」蛇行する人生のグラフこそ、あなたが一生懸命に生きてきた美しさの証です

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コラム
自分のこれまでの人生を振り返って、ふと頭の中でグラフを描いてみたとき、「もっと一直線に、綺麗な右肩上がりで成長できていたらな……」なんて落ち込んでしまうことってありませんか。

周りの人が順風満帆にキャリアを積んでいたり、ステップアップしているように見えると、遠回りばかりして蛇行を繰り返している自分の道のりが、なんだか情けなく思えてしまうかもしれません。

まっすぐ上に伸びるラインを描けなかった自分を責めて、ため息をつきたくなるお気持ち、とてもよく分かります。

でもね、ちょっと立ち止まって考えてみてほしいんです。

人生のグラフが蛇行しているということは、あなたがそれだけ悩んで、迷って、その時々に真剣に向き合ってきた証拠なんですよね。

もし何の葛藤も選択もなく、ただ決まったレールの上を一直線に進むだけの人生だったら、グラフは綺麗に見えるかもしれません。

けれど、立ち止まったり、右へ左へと試行錯誤したり、ときには一度下がってまた登り直したりしたからこそ、今のあなたのグラフには豊かな曲線が描かれているんです。

これまで数多くのご相談をお聞きする中で、自分の寄り道や足踏みを悔やんでいる方にたくさんお会いしてきました。

「あのとき別の道を選んでいれば」「もっと早く気づいていれば」と、過去の選択を悔やむ声は本当に切ないものです。

けれど、心理カウンセラーとしてお伝えしたいのは、蛇行した道のりには「まっすぐ進んでいたら絶対に手に入らなかった宝物」がたくさん落ちているということです。

落ち込んだからこそ人の痛みに寄り添える優しさが育ちましたし、迷い抜いたからこそ得られた大切な価値観や深い気づきがあるはずです。

山登りでも、急斜面を一直線に登ろうとするとすぐに息が上がってしまいますよね。

ゆっくりとジグザグに道をとりながら登っていくからこそ、ふと振り返ったときに美しい景色を眺める余裕が生まれたり、途中に咲く小さな花に気づけたりするんです。

あなたの人生のグラフが蛇行しているのは、挫折でも失敗でもなく、あなたが自分の足でしっかりと地を踏みしめながら歩んできた証拠ですよ。

直線的な成功だけが人生の価値ではありません。

上がったり下がったり、ぐるぐると遠回りをしながら描かれたその複雑で人間味あふれる曲線こそが、世界にたった一つしかない、あなただけの愛おしいストーリーなんです。

だからどうか、「綺麗に上がれなかった自分」を情けないなんて思わないでくださいね。

蛇行しながらでも、今日という日まで歩みを止めずに乗り越えてきた自分自身を、まずは「よくがんばってきたね」と温かく認めてあげてほしいなと思います。

遠回りをした分だけ、あなたの人生には深みと温もりがしっかりと蓄えられています。

これからも、ときには立ち止まったり蛇行したりしながら、あなたらしいペースで一歩ずつ進んでいきましょうね。

どんな形のグラフであっても、あなたが懸命に歩んできた道は、すべて等しく価値があって素晴らしいものなのですから。

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