「いい人」という仮面が重たくなったら。あなたの心の中の「真っ黒な本音」も、大切なあなたの一部だよ。

「いい人」という仮面が重たくなったら。あなたの心の中の「真っ黒な本音」も、大切なあなたの一部だよ。

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コラム
「あの人、本当にいい人よね」「いつも優しくて怒らないよね」

周りからそんなふうに言われるたびに、胸の奥がキュッと苦しくなったり、なんだかモヤモヤした霧が立ち込めたりすることはありませんか?

相手が自分を「いい人」として扱ってくれればくれるほど、その期待を裏切っちゃいけないような気がして、無理に笑顔を作ってしまう。

そして、家に帰って一人になった瞬間、どっと押し寄せる疲れと一緒に、心の中に隠したドロドロした感情や、真っ黒な本音が顔を覗かせる。

「本当はあんなこと言いたくなかったな」「私だって、いつも優しくいられるわけじゃないのに……」

そんなふうに、表の自分と裏の自分のギャップに挟まれて、心がすり減ってしまうことってありますよね。

でもね、まずは声を大にしてお伝えしたいのです。

心の中にドロドロした感情があることも、誰かをちょっぴり羨んだり、時にはイラッとしたりしてしまうことも、何一つ悪いことではありません。

むしろ、それだけ周りの人のことを大切にしようと、一生懸命に頑張ってきた証拠なんですよ。

僕は、これまでたくさんの方から、人間関係の悩みや人生の不安についてお話を伺ってきました。

その中で気づいたのは、周りから「いい人」だと思われる人ほど、自分のなかのネガティブな感情を「あってはいけないもの」として、心の奥底にぎゅうぎゅうに閉じ込めてしまいがちだということです。

でも、感情に「良い」「悪い」の区別はありません。

綺麗な水だけが流れる川がないように、私たちの心にも、澄んだ綺麗な部分があれば、時には濁って見える部分だってあって当然なのです。

そのドロドロした感情を無理に消そうとしたり、隠そうとしたりするから、心が「もう限界だよ」って悲鳴を上げて、疲弊してしまうのですね。

だからね、もしも「いい人」を演じることに疲れてしまった時は、まず自分自身の手で、その隠していた真っ黒な本音をそっと引き出してあげてください。

誰にも見せなくていいノートに、思ったことをそのまま殴り書きしてみるのもいいですね。

「あいつ、本当にムカつく!」「もう何もかも放り出して休みたい!」

そんなふうに、心の中にあるものをそのまま言葉にして外に出してあげるだけで、張り詰めていた心の糸が、すうっと緩んでいくのが感じられるはずです。

自分のドロドロした部分を認められるようになると、不思議なことに、他人に対しても「まあ、完璧な人なんていないよね」と、少しだけ気持ちが楽になれるんですよ。

あなたが「いい人」でいようとするのは、他者への思いやりがある、本当に心の温かい人だからです。

でも、これからはその他者のための優しさを、ほんの少しだけ、自分自身のためにも使ってあげませんか?

自分のすべての感情に「そう思うのも無理ないよね」と寄り添ってあげることが、心穏やかに生きていくための第一歩になります。

あなたが、あなた自身のすべての色を認め、もっと楽に息ができるようになりますように。

心理カウンセラーとして、僕はいつでもあなたの味方でいます。

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