前回、「タロットカードは怖くない」というタイトルでブログを書いておきながら、今回は逆のことを言っている。
どういうつもりだ!ふざけんな!とお怒りになられる方は・・・いないでしょう。
だって、タロットカードが恐くないのも本当なら、タロットカードが恐いのも本当なんですから。
・・・怖い、と感じた数年前の出来事は、父が危篤になっていた間ですね。
父がもうダメそうと連絡を受け、実家に帰るタイミングを考えていた時、タロットカードで占ったのです。
そして、私は自分の弱さをここで告白してしまうのですが、私は「何度も」占ってしまいました。
タロットカードは、同じテーマで何度も占ってはいけない、ものなのです。
「魔女は飛ぶものです!」という断固たる確信と同等で「何度も占ってはいけないものなのです!」というくらい、やってはいけないことなのです。
しかも、「人の生死」を占うのはタブーです。いや、私は父の生死を占ったわけじゃない、ただ実家に帰るかどうかということを占ったのだと自分に言い聞かせていたのですが、見抜かれていたのでしょうね。
何度占っても同じカードが出る、という恐怖を味わいました。
タロットをされる方なら、この恐怖を理解していただけるでしょう。
何度も出るカードは・・・
「審判」
だったのです!!
もう絶望的な気持ちになり、とうとう私は涙目で手がぶるぶると震えるという、なんとも形容しがたい気持ちになったのでした。
「審判」のカードは、状況によっては全然怖いカードじゃありません。
人生の節目、喜ばしい時にも出るのですから。
ただ、当時の私の状況から考えると、もう一つの意味にしかとらえることができないのです。
・・・あ、そうですか、そうなんですね。
もうどうしようもないんですね。泣こうが喚こうが、どうしようもないことなんですね・・・
受け止めきれない現実を、目の前に突き出されるのは、恐怖です。
見たくない事実を突きつけられるのは、恐怖です。
だからタロットカードは、こういう当時の私のように「見たくない現実がある」人にとっては、恐怖そのものなのです。
タロットカード自体は怖いものではない。
普通に、論理的に読み解けばいい。
私自身もタロットカードを勉強し始めたきっかけはドイツ語翻訳でしたからね。
カードの読み取りの練習が、翻訳の際の単語の読み取りのいい訓練になったりヒントになったりするのではないだろうか?と考えたからなんです。
様々な方向性、視点から、あらゆる可能性を考えて、意味を絞っていく作業です。一見、ばらばらなカード、ただの偶然で出たようにみえる。こんなのに意味があるわけないじゃん、本気にする方がどうかしている・・・と、思う方がいてもおかしくない。実際、自分でもそう思っている側面がちょっとくらいは残っている。
とにかく、カード自体にパワーがある、カード自体に何か不思議な力がある!だから、これらのカードをちゃんと読み解けば有益な情報が得られるに決まっている!!という設定の上で、そのストーリー上に身を置かないと、タロットカードの読み取りは始まらない。
カードにどんな意味があるのか、これらのカードは、私に何を教えようとしてくれているのか・・・周辺情報を探りながら突き止めていく作業です。もちろん、その際には直感・インスピレーションも重要な要素の一つです。ですが、必ずしも絶対マストというわけではない。
そもそも、カード自体に力があるという設定なので、読み取る側に霊能力があろうがなかろうが、そこは関係ないのです。
主に必要なのは、インスピレーションというよりは読み取り能力、翻訳能力です。なぜ私が翻訳の訓練の一環としてタロットカードを選択したのか、ご理解いただけたでしょうか。
一方で、霊能力を持った人たちが、占いでタロットカードを使うことが多いのも確かです。
ああいった方々は「出るカードは事前に分かっている」そうですよ。ただ、カードがあった方が説明がしやすいのでカードを使っているだけ、なんだそうです。
絵本の読み聞かせ、紙芝居、ただの道具としてタロットカードを使うという感覚です。
なので、タロットに関しては「霊能力があるかどうか」は、あんまり気にすることじゃないんです。
カード自体に力がある、だから、タロットカードの扱いにはすごく気を遣う人も多いです。
神おろし、という感覚でやっている人もいると思います。流派も色々ありますしね。自分なりの儀式を作って、それに則ってやっている人もいらっしゃるでしょう。
タロットカードに関しては「霊感があるから当たる」ということはないと私は感じています。
カードの読み取りを論理的にやっているかどうか、客観的にやっているかどうか、それが占うテーマに沿った「解」かどうか・・・そしてそれが相談者の救いになる「正解」なのかどうか。
実はタロットは左脳、分析が得意な男性の方が向いている占術かもしれません。
私はタロット占い師に勉強のため(自分も占いをするとは隠して)鑑定してもらったりすることもありますが、女性の場合は非常にぶれが多いと感じています。
インスピレーション、直感で占っているケースが多いからです。
インスピレーションで占っても悪くないじゃない?って思うかもしれない。もちろん、読み取りの際にインスピレーションが必要なこともある。ですが、これに頼りすぎるとブレるんです。
「占い師自身の人格が質問者より低い、または頭が悪い場合、内容のレベルも低くなる」
「占い師の語彙力・表現力・論理的思考能力が乏しいと伝わらない」
「占い師の社会経験・一般知識が乏しい場合、的外れになる」
「占い師自身がインスピレーションに頼るあまり、相談者の話を全然聞いてない・理解してない・早飲み込みする」
占い師のせいで嫌な思いをした人もいるかもしれませんが、たいてい上に書いた原因が理由だと思います。
霊能力者という人たちもその中で格の違いがあるでしょう。神様レベルの霊からメッセージを受け、読み取れる人もいれば、「こっくりさん」レベルの霊からおちょくられている程度の人だっている。
霊能力者だから絶対当たる、と先入観をもってしまってはいけません。
また、「若い人は経験が足りない」、「年配の人は価値観や時代感覚が違う」、という先入観を持つのも間違っています。
能力の世界に経験の差はあるにしても、年齢の差はないと思います。
それ以外にも、知り合いの〇〇さんが見てもらった占い師がバカ当たりだったんだってー・・・という噂も信じてはいけません。その〇〇さんの相談領域またはレベルに合う占い師さんが、あなたにも合うとは限らないからです。
金融が得意な占い師もいれば、恋愛が専門の占い師もいる。就職や健康問題、生き方、人間関係など、得意・不得意分野はそれぞれ占い師にもあるでしょうし、伝え方、世界観も違っているはずです。
だからこそ、占い師選びは、一度占ってもらい「なるほど」と思えるかどうか自分で判断するのがいいと思うのです。
特にタロット占いは「占い師の当たり外れ」が大きい。「自分にとってよいタロット占い師に見てもらえるかどうか」運試ししているのだ、という感覚でトライしてみてください♡
最近、占い師が絡んでいる事件が多いです。占いが好きな方、どうか気を付けてください。
変だなと感じたら、すぐに逃げてください。しつこい勧誘とか脅しとか・・・警察に相談した方がいいケースもありますからね。