🌟毒親サバイバーの憂鬱 13

🌟毒親サバイバーの憂鬱 13

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コラム

ーー 個性と習慣と ーー

『嫌だ』と言わない人がいる。
『嫌だ』と言えない人がいる。
一見すると同じように見える。
けれど、その理由は同じではない。

それは
生まれ持った個性だったり
子供の頃から身についた習慣だったり
理由は人それぞれ。

人は、自分の経験を通して他者を見る。
だから『嫌だ』と言わない人や
断ることが苦手な人を見ると

『大人しい人なんだ』
『親の育て方に問題があったんだ』

そんな風に、自分の価値観を他者に当てはめる人がいる。
もちろん、それが当たることもある。

だけど、外から見える姿だけで
その人の人生まで決めつけることはできない。

ただ争いが苦手な人かもしれない。
人付き合いが上手なだけかもしれない。
波風を立てないという
一つの処世術かもしれない。


一方で
『嫌だ』を我慢することが
習慣になってしまった人もいる。

そういう人は、自分でも気づかないうちに
相手を優先することが当たり前になっている。

そして残念なことに
そういう人を見つけるのが妙に上手い人もいる。

強く押せば断らない。
頼めば引き受けてくれる。

そんな相手を無意識に探している人は
どこのコミュニティにも一定数いる。

だから『嫌だ』と言えないことは
優しさで終わる場合もあれば
利用される入口になってしまうこともある。


状況が分かっていて『嫌だ』を言わないのは
ある意味戦略だ。

しかし無自覚で
子供の頃からの習慣で『嫌だ』を言えない場合
自分だけでなく
人間関係そのものが少しずつ歪んでしまうことがある。

その違いに気付くことが
サバイバーとして生きてきた人生を変える
最初の一歩になる。
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