理科の「石灰水の逆流」の説明で 生徒が大爆笑!!

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「なぜ火を消す前にガラス管を抜くの?」

中2理科の実験、二酸化炭素の性質を調べる単元。
教科書には必ずこう書いてあります。

「火を消す前に、ガラス管を水槽から抜くこと」

多くの生徒がこれを丸暗記するだけで、理由を理解していません。
「なぜ?」がわからないまま覚えても、応用が利かないし、すぐに忘れてしまいます。
この日、私はいつもと違う説明を試みました。

教科書的な説明では伝わらない

まずは正統派の説明をしてみました。
「火を消すと試験管内の気圧が下がります。そうすると外の気圧との差で、石灰水が逆流するんです」
生徒の反応は...「???」という表情。
「気圧」「圧力差」という言葉が、中2の生徒には抽象的すぎるのです。
気圧の概念がまだ曖昧な段階では、教科書通りの説明では響きません。
そこで私は、思いついた「擬人化作戦」を試してみることにしました。

「突撃してきた二酸化炭素が...」

私はこう説明しました。

「試験管の中で二酸化炭素がどんどん作られてるよね。その二酸化炭素が石灰水に向かって『突撃ーー!!』って勢いよく押し寄せてくるんだ。石灰水は『うわー来るな来るな!』って必死に押し返してる状態」
「ところが火を消すと、二酸化炭素の生産がストップ。突撃してきた二酸化炭素が急に来なくなったぞ?」
「すると石灰水は『あれ?急に来なくなったぞ?それならこっちから行くぞー!!』って、今度は逆に試験管の中に突進していくんだ。これが逆流」

生徒は大爆笑。
普段は寡黙な性格の生徒も「そんなん言うわけないやん~!!」と笑顔で突っ込んできました。
でも、この説明で現象のイメージが一気に掴めたようです。
「あー、なるほど!」という表情に変わりました。

なぜ擬人化が効果的なのか

擬人化することで、目に見えない気圧の変化が「動き」として理解できます。
「押し合い」「突撃」「逆襲」という身近な言葉で表現することで、抽象的な現象が具体的なストーリーになるのです。
そしてストーリー性があると記憶に残りやすい。
さらに、笑いながら学んだことは忘れにくいという効果もあります。

私は他の理科の単元でも擬人化をよく使います。
例えば化学変化では、原子や分子を「キャラクター」として説明します。
理科が暗記科目になってしまう最大の理由は、現象の「なぜ」を理解せず、結果だけを覚えようとするからです。
擬人化やストーリーで「なぜ」が見えるようになると、理科は「面白い科目」に変わります。

「わかる」と「イメージできる」は違う

20年の指導経験から確信していることがあります。
言葉で「わかった」と言っても、実際にイメージできているかは別問題だということです。
本当にイメージできて初めて、応用問題も解けるようになり、記憶にも定着します。
そのために、擬人化、身近な例え、ストーリー化が非常に有効なのです。

理科は本来「この世界の面白い仕組み」を学ぶ科目です。
暗記科目ではありません。
「へぇ〜!」「そうなんだ!」という驚きや発見の喜びを大切にしながら、これからも生徒が笑顔で「わかった!」と言える授業を続けていきます。
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