英語の「YesとNo」に迷った私たちが、現場の「いいですね」の裏に潜むトゲを見落とす仕組み。

英語の「YesとNo」に迷った私たちが、現場の「いいですね」の裏に潜むトゲを見落とす仕組み。

記事
ビジネス・マーケティング
前回の記事

前回の記事で日本語の「いい時計ですね」という言葉を文字通りに受け取ると大事故になる、という「察する文化」のお話していました。


実は、文字通りに受け取ると
ん?🤔となる仕組みって、日本語に限った話ではないのかもしれません😅


皆さんは学生時代の英語の授業で、こんなモヤモヤを抱えた記憶はありませんか?

否定疑問文が苦手でした…付加疑問文とか…

相手から「これ、必要ないよね?」
You don't need this, do you?と聞かれたとき。

頭の中では「うん、いらないよ」と思ったから、日本語の感覚のまま「Yes, I do.(いりません)」と答えたら、不正解を食らってしまう。

英語の仕組みでは、いらないなら相手の聞き方に関係なく
「No(いりません)」と言わなければいけない。

答え方としては

Yes, I do. (いいえ、必要です)

No, I don't.(はい、必要ないです)

文字づらのルールだけを見ていると、「はい」なのか「いいえ」なのか、脳が一瞬パニックになってしまうあの感覚・・・。


言葉の「文字通り」と、人間の「感覚」が真っ二つに分かれるような違和感は、世界中に存在しているのかな🤔

最近、ある海外の動画を見ていて、なるほどなと腑に落ちたことがありました。

その動画では、英語圏の人が「英語には日本語のような細かい敬語(尊敬語・謙譲語・丁寧語)の仕組みがない。その代わり、話すスピードや、声のトーン、丁寧なジェスチャー(身振り)でフォーマルさや敬意を表現するんだ」と話していたのです。

ハッとしました。

言葉そのものの「文字の形」が変わらないからこそ、英語圏の人たちは「声のトーンや体温」というグラデーションに、人間の本音や感情などのすべてを乗っけているんじゃないか、と。

それって、文字列だけで判断するのが、日本語よりも圧倒的に難しいということでもあります。

その文字起こしは正確なのかな

私がかつてコールセンターの品質管理(SV)をしている時のことです。

当時はコミュニケーターさんから相談されたことを思い出しました。

「否定はされていないんですけど、色々文句を言われまして、そのまま全部履歴として残して良いのでしょうか?」

まぁ…内容にもよりますけどね😅

文字数制限があったりするとよく使うフレーズは、あまり細かく記載出来ない場合は

『渋々了承』

『あしらわれるも最終的に了承』

など記載してもらうことが多かったです。

人が会話をし、人が記録として残す場合は、このフレーズを入れる事によって少なからず、良くない事も言われたんだろうなぁ、あまり乗り気ではないだろうなぁということは予想できますよね😅

文字起こしで起こせなかったニュアンスの部分もカバーできます💡

効率重視のチャットや、AIによる小綺麗な文字起こしはとても便利です。

だけど、そこに生きている人間の感情には、文字データだけでは切り落とされてしまう「声のグラデーション」が必ずあります。

上層部から降りてくるものだけを正解だと思い込んで、部下に進捗を聞いてチャットに打ち込んだ「大丈夫です」という文字を、そのまま文字通りに受け取ってはいませんか?

その「大丈夫です」、本当にYesのトーンでしたかね?🥺

どれだけ時代が効率化されても、最後に見極めなければならないのは、白黒のデータではなく、その奥にある「相手の背景」であり、言葉のニュアンスという不便な余白なのだと感じます😏


サービス数100万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す