◆日常のふとした出来事から見えた「配慮の格差」
先日、長女がボソッと漏らした人間関係の悩みのお話です。
学校からの帰り道、数人で前後並んで歩いていた時のこと。
後ろの列にいた一人が、急に自分の話をしたいからと前の列に割って入り、
そのまま「前が3人、後ろが1人」という歪な構図になってしまったそうです。
悪気や悪意があって、後ろの一人をのけ者にしたわけではありません。
ただ「自分が話したいから」という、無自覚な行動。
長女は、1人ぽっちになってしまった後ろの子が
気になって気になってそわそわしてしまい、
後ろの子は特別電話をしているとか、写真を撮っている等の
用事があるわけではなさそうで
結局自分が後ろの列に下がって声をかけにいったそうです。
周りの子は平気そうにしているのに、
自分ばかりが気を遣って疲れてしまう……
とクタクタになっていました。
以前長女から聞いた『3人組』の話↓ だと 3人の構造だとよくあるよねと共感していたんですが、あっ4人でもあるのね😅と思いました。
◆ 職場に潜む「無自覚な孤立」
これ、大人のビジネスの現場、特に「画面オフのフルリモート環境」でも、
形を変えて毎日起きていませんか?
ミーティングで、声の大きい一部のメンバーだけが盛り上がり、
残りのメンバーがずっとミュートのまま「背景」のようになっている。
特定の数人しか分からない文脈でテキストが飛び交い、
大人しいメンバーがリアクションスタンプすら押せずに孤立している。
誰も悪気はありません。無自覚な配慮の欠如です。
だからこそ、周囲のグラつきに気づいて、
自分のエネルギーを削って
カバーに入ってくれる「優しいメンバー」が、
組織の中で密かに疲れ果て、
ある日突然、静かに去っていってしまうのです。
◆尖った個性を支えるのは、全体の「リズム」
その後、その子たちが今度「音楽(バンド)」を
一緒に合わせることになったと聞きました。
メンバーの中には、一つの突出した専門スキルや才能を持った、
少しアーティスト気質の子もいるようです。
個性や才能にパラメーターを振っている人は、
人付き合いの細かい配慮にまで頭が回らないこともあります。
それが悪いとは言えない(その代わり誰も持っていない強みがある)けれど、全員が好き勝手に動けば、全体の演奏(プロジェクト)は空中分解してしまいます。
悩む長女に、私はこう声をかけました。
「飛び抜けた主役がいるからこそ、
全体のリズムを狂わせないように、
後ろで淡々と基盤を作るドラムのような役割が絶対に必要。
あなたはあなたの役割で、全体のバランスをとって楽しめたらいいんだよ」
すると長女は、
「そうだね、私が基盤になるから、全体のバランスを考えてみる!」
と笑顔になってくれました。😁
組織には、圧倒的な成果を出す華やかな主役も必要です。
でも、その尖った個性が暴走してチームがバラバラにならないのは、
後ろで淡々と、誰一人置いてけぼりにしないように「配慮のコスト」を払い、正確なリズムを刻み続ける人がいるからに他なりません。
もし今、あなたのチームで、
「無自覚なメンバーの無茶振りに振り回されている」
「凹んでいるメンバーを見過ごせないけれど、自分も疲れ果ててしまった」
そんな風に、1人でチームのリズムをキープしようとお疲れの方がいたら、どうか1人で抱え込まないでください。
現場25年、「基盤」を支え続けている私が、あなたの現場のお悩みに合わせてコピペで使える「お守りフレーズ」を用意しました。
▼ 【対 同僚・部下編】凹むメンバーの罪悪感を消す「寄り添い言葉集」
もし、「教材を読むだけじゃなくて、うちのチームのこの歪なリズムを一緒に直してほしい!」という具体的なお悩みがあれば、いつでも私の個別相談窓口へお越しください。カメラOFFの、声だけのご相談でも大歓迎です。
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