もし今、職場のシステムが突然エラーを起こしたり、パソコンが完全に動かなくなったりした・・・
あなたのチームは「どうすればいいか」を自分で考えて動けるでしょうか?
「システム担当に連絡して、復旧するまで待つしかないよね……」と、業種にもよりますが、ほとんどの場合はこうなるのではないでしょうか。
思い返せば、私が昔、葬儀社で働いていた頃のお話です。
お葬式の現場では、家紋や人名をパソコンで打ち出して、印刷する作業もしていました。
でも、家紋には無数の派生(少しだけ形が違うもの)があり、人名も珍しい漢字が多く、パソコンでパッと出ないことなんて日常茶飯事です。
当時の私は、出ない家紋や外字をパソコン上で一生懸命作ったり
調整したりして、なんとか「柔軟に」対応しているつもりでした。
でもある日、パソコンの調子が最悪になり、
全く使い物にならなくなってしまったのです。
当然、お通夜や告別式の開始時刻は1秒も待ってくれません。
目の前が真っ白になるような、まさに「待ったなし」の大ピンチでした。
その時、横にいたベテランの先輩方が、おもむろに行動を起こしたのです。
分厚い「家紋帳」をバサッと開き、使えそうな家紋のパーツをいくつか見つけコピーしてハサミで切り、それを組み合わせ、コピー機で何度も微調整して、なんとその場で家紋を作り上げてしまいました。
さらに、パソコンで出ない難しい漢字は、筆を執ってササッと手書きで仕上げてくれたのです。
「終わり良ければ、すべて良しだからね」
そう言って笑う先輩方の姿を見て、私はものすごい衝撃を受けました。
私は「パソコンを使って器用にこなすこと」を柔軟性だと思っていましたが、先輩方のそれは次元が違いました。
電気がなくても、普段使う道具がなくても、手元にあるもので何とかしてしまう圧倒的な「経験値という名の引き出し」の深さだったのです。
今の世の中、どんどん便利になって、AIや便利なツールが仕事の大半を代わりにやってくれるようになりました。
でもその一方で、
「いざシステムが止まったとき」
「マニュアルにない突発的なトラブルが起きたとき」に、
どうすれば良いか分からず思考停止してしまう若手メンバーが、現場で増えているのも事実ではないでしょうか。
これは、本人のやる気がないわけではなく、単純に「いざという時の引き出し(グレーな状況を突破するアイデア)」をまだ持っていないだけなのだと私は思っています😌
だからこそ、職場にいるベテランや先輩たちの知識を「昔のやり方だから」と切り捨てるのではなく、その引き出しにどんどん触れて、泥臭いトラブルを切り抜ける知恵をチーム全体で共有していくこと。
システム(白黒)だけに頼るのではなく、どんな状況でも自分の頭で考えて動けるような「組織の引き出し(自走力)」を少しずつ育てていけたら、どんな突発的な変化にもびくともしない、本当に強いチームになれるのではないかなと思っています😌
【マニュアル通りにしか動けない部下の自走力を育てたいと思ったら】
画面オフのリモート環境だからこそ、指示待ちになってしまうメンバーの不安を察知し、自分の頭で考えて動く仕組みを整える。
あなたの現場の課題にぴったり寄り添う伴走ディレクションサービスをご用意しています。
「まずはウチの職場の今の状況を聞いてほしい」という方も、チャット相談窓口からいつでもお気軽に声をかけてくださいね。