フォントが持つ声を聴く

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デザイン・イラスト

文字には声があります。

もちろん実際に音が出るわけではありませんが、書体の雰囲気が、見る人の心に語りかけるのです。
たとえば、丸みを帯びたフォントは「やさしい」「親しみやすい」といった印象を与えますし、角ばった力強いフォントは「しっかり」「頼れる」という空気をまといます。

普段あまり意識しなくても、私たちは無意識のうちにその“声”を感じ取っています。
だからこそ、デザインにおいてフォント選びはとても大切な要素になるのです。


フォントの声が変える印象


具体的な例を挙げてみましょう。
同じ「ありがとう」という言葉でも、柔らかいフォントで書けば、温かい微笑みを添えたような響きになります。
けれども、無機質なフォントで書けば、事務的でそっけない雰囲気になるかもしれません。

また、日常生活でわかりやすいのは「レストランのメニュー」。
カフェなら手書き風の文字で「ほっとする」雰囲気を出すことが多いですし、高級レストランではすっきりとしたセリフ体で「格式」や「落ち着き」を演出します。
用途に合わせて、フォントが声色を変えているのです。



実際の使用環境にあててみると


実際のデザインでは「どこで」「どんな人に」見せるのかを考えて、フォントを選びます。名刺、チラシ、ウェブサイト…。
同じフォントでも、使う場所によって伝わり方が変わるのです。ですから、デザインをご依頼いただくときには、「見せたい相手」や「伝えたい雰囲気」を一緒に思い描いていただけると、よりフィットした仕上がりにつながります。

もちろん、こちらからも最適なフォントをご提案しますので、専門的な知識がなくてもご安心ください。
大切なのは、「こういう空気を出したい」というイメージを共有すること。
そこさえ伝えていただければ、あとはスムーズに形にしていけます。



柔らかい気持ちが、いいデザインを生む


フォント選びに「正解」はありません。
むしろ、自由に声を聴きながら、楽しくイメージを膨らませていくプロセスが大事なのだと思います。

「声」を感じ取ろうとする柔らかい気持ちが、デザインをより魅力的にしていきます。
次に文字を見るとき、ちょっとだけ「この文字はどんな声で語りかけているのかな」と耳を澄ませてみてください。
きっと、デザインの世界が一段と面白く感じられるはずです。
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