ノウハウに騙された?物販歴10年の経営者が見た落とし穴②

記事
マネー・副業
今回は物販で上手くいかないというお悩みの第2回目です。

前回の続きですね。


<前回のブログはこちらから>
ノウハウに騙された?物販歴10年の経営者が見た落とし穴①


さて、前回はなぜ物販を行っているのに成果が上がらないかの要因として、そもそもノウハウを販売しているスクール自体に問題があるというお話をしました。
本日は、注意すべきスクールの2つ目「ツールを使ったスクール」についてお話をしていきます。


「ツールを使ったスクール」



この手のスクールは、ツールを使うことで自動化をして稼げますよっという内容のものが多いですね。
「ほったらかしで月30万稼げます」「週1の作業で50万稼げます」っとったような具合です。

流行りと言えば流行りのスクールであり、僕が知る限りですと2019年頃からこのタイプのものが増えてきました。
ツールの内容はエクセルでマクロを組んだものや独自のアプリを作っていたりと様々ございます。

このビジネスの落とし穴は主に2点です。


①すでに使い古されていて市場が飽和している
②急な規約変更でアカウントが消される


一つずつ説明していきますね。


①すでに使い古されていて市場が飽和している


どのビジネスにおいてもそうですが、ライバルが増えることは避けたいと考えるのが自然です。
ツールを作った人や譲渡をして貰った人が大きく稼げている段階で、このツールを見ず知らずの他の人に教えるなんてことは極めて考えにくいです。


...っと言いますのも、実は僕も2015年にツールで自動化をして、Amazonからヤフオクへ商品を出して販売をするっということをやっていました。

Amazonの価格より50~100円程安くヤフオクで売るのですが、送料を880円取って出品を行うのです。

Amazonからはプライム配送のため、送料無料でヤフオク購入者へ送り、送料分を儲けるという方法です。1件売れましたら800円程の利益が出ていました。
大量に出品を行うため、ツールでAmazonから出品情報を抜き取り、csv化してヤフオクに大量に出品します。
※昔のパソコンを調べていましたらエクセルを発見したので共有します。

スクレイビング.png
【Amazon情報抜き取りツール】

出品管理_22.png
【ヤフオク出品前の管理画面】


この時に徹底的に競合を調べたのですが、同じことをやっている方は10人もいない状態で、ほぼパイオニアであったと思います。
ヤフオクでは1アカウントを管理できる出品数の制限が3000件までであり、5アカウントで運営おりました。
※当時は従業員もおらず、5アカウント管理することが限界でした。

1アカウントあたりの落札数は1日に50件程であり、1日の利益は20万円程(売上ではなく利益ですよ)ととんでもないことが起こっていた時代です。

売れるのはいいのですが、すぐにクレジットカードが上限に達してしまいこちらで困っていたほどのバブル期でした。



さて、皆さんはこの状態でこんなにおいしい情報を誰かに教えますか?



確かに、自分の作業量は手一杯だからさらに儲けるためにコンサルをしよう!

っという考えになってもおかしくはないのですが、普通に考えましたら従業員を雇ってもっと稼ぎに行きませんか?もしくはこの利益を使って新しいビジネスを考えませんか?


因みに僕は、副業をやりたがっていた友人に教えた程度であって、ノウハウを売ろうなんてことは全く考えていませんでした。


ライバルが多くなれば自身の売り上げが減っていくから当然ですね!


2015年半ばに始めたこの「Amazon→ヤフオクのビジネス」ですが、その後は以下のように衰退をしていきます。

2016年上旬:アカウントの出品停止・制限がされ始める
2016年下旬:利益600円で1アカウント1日30商品程しか売れなくなる
2017年上旬:アカウントの出品規制が強化される
2017年上旬:利益500円で1アカウント1日20商品程しか売れなくなる
2017年下旬:利益300円で1アカウント1日10商品程しか売れなくなる

その後の動向は知りえません。

有名なマーケットを使っており、誰でもやろうと思えばできてしまうビジネスですので、感覚が鋭い方は気付いて同じことを実行します。

日に日にライバルは増えていき、2016年半ばには僕と同じ商品を出品している人が7-8人程いらっしゃいました。
同じビジネスを行っている人全体で考えますと、かなりのライバル数になっていたと思います。


僕が知る限りですが、これが最初期のツールを使って自動化された物販なのかな?っと思っております。


このようにツールを使ったビジネスですが、今もAmazonや中国(アリババやAliexpress)からヤフオク・メルカリshops・auPAYマーケットなどにツールで出品しているだろうなっと思うものは良く見かけます。
※画像や商品説明文が同じなのが特徴ですね!


しかし、儲からないっとなると疑問ができてくるかと思います。

・ツールを使って自動化するのだから、いつかは売れるだろうし儲からないなんてことはないのではないのか?
・10000件も出品したらその内売れるでしょ?


ツールのビジネスにはもう一つ落とし穴があります。
大半のスクールでは「自動化」や「週に1日の作業」のように書かれていたりしますが、ツールを使用するのですからアナログ作業は当然存在するわけです。


●ツールはどれくらい作業をするのか?



まず、物販のツールの場合において絶対にやらなければならないことが

・価格調整
・発送+返品対応など

です。

【価格調整について】

ヤフオクでは1アカウント(2400出品)に対して3日に1回の価格調整をしていました。Amazonではセールなどがありますと赤字になってしまいますし、在庫切れの場合もございます。
その際は落札のキャンセルを行っても良いのですが、悪い評価を付けられるリスクが高まります。評価が悪いとアカウントが停止されてしまったり、購入率が下がるため、ここは手を抜かずにやっていました。

価格を直すだけなんて、、、っと簡単そうに見えるこの作業。
ツールでAmazonの情報を抜き取り、出品用のcsvファイルで価格を調整して出品情報を更新するのですが、、、結構時間が必要です。

【Amazonからのデータ抜き取り】
2400商品の情報を抜き取るのに約2時間必要です!この間パソコンは触れません。
僕は12000商品出品していましたので、合計10時間ですね。

【価格調整】
コピー貼り付けだけですので、1分もかかりません。

【出品】
csvファイルと出品物の画像を読み込ませて出品完了まで、2400商品で約1時間ほど必要です。
※とにかく画像のデータが重たくなるためやっかいです。
12000商品出品していましたので、合計5時間ほど掛かっています。


なんと...価格調整だけでほぼ1日潰れてしまうのです!


この作業はもう2度とやりたくないほどに大変です。
※価格調整は評価など気にしないのであれば1週間に1回っという方もいるかと思います。


【発送+返品対応について】

1件発送するのに約2分です。
商品を管理しているエクセルから同一商品を探し、リンク先をクリック。ECサイトで購入をして落札者に送る。これだけですね!

250商品売れている時はこの作業だけで約8時間、、、これは毎日です。365日1日たりとも休めません。
間違えた商品の発送やお客さんの住所を間違えて送ってはいけないので、約8時間気を抜けません。

僕は出品数を多くし過ぎた感はあります。
仮に1アカウントの運用でしたらこの作業を2時間弱を毎日行うイメージです。
※週1日の作業をうたっているスクールでは、1日で発送業務を全て行うことが多い模様です。キャッシュフローや評価などどうなのかな?っと疑問に思いますが...


返品対応は40件に1件程でしたね。1件5分程です。
返品率が高い商品は出品リストから消していましたね。



さて、なぜ儲からないのかの本題です。



僕は「スクールに入ったけど全然稼げないから見て欲しい」っというツールを使った物販の相談をたまに受け、スクールの内容を見たり主催者とメッセージのやり取りをしていたりもします。
そのため、結構いろいろな物販自動化ツールを知っていますので、その内容を元に説明していきます。


まず前述したように、ツールを使用しても、アナログでやらなければならないことはあります。

加えて、ツールを使って稼げるブルーオーシャン市場(ライバルが少ない市場)はインターネット上には出回っていないでしょう。
これらの物販は多くのライバルがいる状態でスタートするものだと思ったほうが賢明であると思います。


ツール物販を行った現実的な数値として、
「1件販売できたら300円程の利益」
「10000件出品して1日に10個売れる」
「1週間に1度の価格調整」
っと仮定しますと、


1週間の作業量は約17時間、利益は21000円


これはアルバイトをした方が良さそうですよね?

ちなみにですが、10000商品見つけてリストを作るのにも大きな時間が必要でして、大半の人が10000商品のリストを作る前に根負けしてしまいます。

僕への相談者も仕事終わりに毎日2時間頑張って、3か月で2000件のリストを作っていたりするのですが、もうヒーヒー言っています。
この方は作業量としては月に70時間ほど作業をしているのに、月利15000円程しか上げられていませんでした。


そのため、「儲からない!」「ノウハウに騙された」っとなってしまうのですね。


もしかしたら僕が知らないだけで、良いツールもあるのかもしれません。
このような物販に興味があり、やってみたいのでありましたら、リスクを抑えるために下記の質問をすることを推奨いたします。

「コンサルへは累計何人入ってきていますか?」
「現在何人がツールを使用していますか?」
「このツールはいつ頃から使われ始めましたか?」

ツールビジネスは息が長くとも3年ほどであると思っております。
慎重な判断をしてみて下さい。
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