良い転売と悪い転売について

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マネー・副業
こんにちは。

本日は転売についてお話したいと思います。

この題材は扱おうか迷ったのですが、ビジネスの場でも雑談になるとよく出てくる話なんですね。
もっと言うなら妻のご両親からも「転売ってどうなの?」っと聞かれてしまうほど、世間での関心度としては高いものであるのだと感じました。


賛否両論のある転売について



結論から申しますと、合法であれば僕は何とも思わないです。
歴史を辿りますとビジネスの基本だとも思っております。
※転売の歴史が気になる方は「昆布ロード」で検索をしてみて下さい。

ただ、後ほど説明しますが、「国内仕入れ→国内販売」の転売市場は絶対に参入しません。


そもそも僕も転売はしておりました。
前回お話したAmazonのシステムを使ってヤフオクに出品するなんて方法は、完全に横流しの転売で、僕とAmazonとヤフオクしか得をしないお話です。


<前回のお話はこちら>
ノウハウに騙された?物販歴10年の経営者が見た落とし穴②


転売の範囲

転売というものに対して、どの程度広義的に考えるのかにもよりますが、


①国内で既にある商品(店頭販売品)を買って、別の場所で売る
②国内で既にある商品(問屋・卸仕入れ)を買って、別の場所で売る
③海外で既にある商品を買って、日本で売る
④海外にある商品を少し改良して、日本で売る
※①→④に行くほど転売という印象が薄い


などなど転売と言っても種類が豊富であると思います。
中国で売っている商品に自社のロゴを付けてOEMで販売をするなんてことも転売ですね。


メディアが取り上げて社会的に問題となっているのは、①に対してです。

僕は経験していないのですが、オイルショックという時にトイレットペーパーの買い占めが起こったというのが始まりですかね?
最近では「米」「Nintendo switch2」などが問題になりました。


「自分の利益しか考えてないじゃないか!」っというような倫理観に基づく批判としてメディアに取り上げられ、
「転売」=「悪いこと」
っと紹介されるケースが圧倒的に多いです。


・米の場合
必要な分だけ買ってくれれば良いのに、自己中心的に大量に買い占めることで他の人の手に渡りにくくなり、「思いやりがない」「公共性を欠いている」といった不満が生まれます。

・Nintendo switch2の場合
ゲームを楽しむために存在する製品であるが、それを転売して利益を得ることを目的で抽選に参加するため、「純粋に遊びたい人に行き渡らない」といった不満が生まれます。


しかし、これらの行為でも法律的には合法であり、何の問題もございません。

逆にルクルーゼやダイソンも転売なのですが、こちらは悪い物っという認識はありません。


さて、今回の良い転売と悪い転売っというのはこういった意味ではございません。

ビジネスとして悪い転売っということで紹介を行っていきます。
もしかしましたら知らず知らずのうちに行っている可能性がございます。
経産省・消費者庁などの行政処置案件から最悪逮捕の案件までございますので、転売を行う際は気を付けて行ってください。

【違法な転売】

①古物商許可証を取得していない状態での中古品の転売


古物営業法を違反しますと「3年以下の懲役または100万円以下の罰金」の刑事罰に課される可能性があります。

中古品の転売と言いますと、例えばブックオフで買ってきたゲームソフトをヤフオクやeBayで売るなど、使用済み商品のイメージが強いと思います。
しかし実際は一度でも一般消費者に渡った商品を購入して販売した場合は新品であっても全て中古品と言う扱いになります。

違反例)
僕が購入した新品のダイソン掃除機があったとします。しかし、購入したのはいいが全く使用機会が無いため新品の状態で価格を大きく下げてメルカリで販売しました。
メルカリで僕が販売したダイソン掃除機を購入して転売をした場合に、古物商許可証を取得していない場合は古物営業法に違反することとなります。

実際に警察官が抜き打ち調査も行っておりますので、中古品の転売を行う際には古物商許可証を取得してから販売するようにしましょう。

②PSEマーク・技適マークなど未取得品の販売


海外から商品を輸入をして販売する際に気を付けなければなりません。

・PSEマーク未取得品の販売:電気用品安全法第27条
罰則:1年以下の懲役または100万円以下の罰金

・技適マークがない製品を販売:電波法第38条の2
罰則:1年以下の懲役または100万円以下の罰金

PSEマークについては、少しでも電気に関わる製品を販売する際には、該当しているのかを全て確認した方がよいのですが、区分項目が非常に多く、どれに該当しているのかを探すことが大変です。

【PSEマーク参考】
・特定電気用品以外(丸型PSEマーク)
https://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/non_specified_electrical.html
・特定電気用品(ひし形PSEマーク)
https://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/specified_electrical.html

これらの認証を取得していない製品を販売すると電気用品安全法に違反します。
ECサイトでよく見かけますのは、リチウムイオン電池内蔵の製品であったり、ACコンセントの付いた製品を販売してしまうことですね。

購入して販売をする際には取引先にPSEマークの取得をされているかの確認を行なう必要があります。
また、取引先が取得しているからといってそのまま販売を行ってもいけません。経済産業省へ事業届を提出した上で、PSE認証の複本を取得し、保管をしなければなりません。

技適マークについては対象が無線機器となっております。
管轄が総務省となり、届け出や副本の入手は義務付けられておりません。
※後々のトラブル回避のために複本は入手しておくことを推奨します。

③偽ブランド品の販売


偽ブランド品を販売した場合は商標法違反で「10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金」となります。

分かりきっているためこんなことはしませんよっという方も多いかと思いますが、落とし穴もございます。

ブランド品と聞きますとアパレルやバッグが想像しやすいのですが、おもちゃにも偽ブランド品は存在します。
例えばディズニーやポケモン、ドラえもんなど「TMマーク(正規ライセンス)」が無い商品がECショップには出回っていたりもします。
こういった商品を購入して販売や転売を行ってしまった場合も商標法違反になります。

転売を行う場合は正規販売店以外での購入は避けた方が無難でしょう。

また、海外輸入の際にも模様がある商品は画像検索などで調べてみた方が良いと思います。
※僕はブランドに全く興味が無かったため、10年前に中国輸入を始めた際には税関から結構お叱りを受けることが多くありました。
「マリメッコ」「マーリン・ヴェストベリー」などのブランド柄が入っていたiPhoneケースやキャンドルホルダーを輸入しては通関で破棄をされるを繰り返しており、警告まで行ってしまった記憶がございます。
無知は罪であるとこれほどまでに思った経験はなかったです。


④チケット転売


違法となるためには条件があります。
「特定興行入場券(難しく定義されていますがコンサートやライブなどのイベントチケットがこれに該当します)であること」
「転売禁止の表示がある」
「営利目的で転売したこと」

要約しますと、「転売禁止の表記があり、販売価格よりも高い値段で販売した場合」にチケット不正転売禁止法違反となります。
罰則:1年以下の懲役、もしくは100万円以下の罰金

2019年にできたばかりの法律で、常習性があったり悪質性が高かったりしなければ摘発されないとの声もありますが、MLBの開幕戦のチケット8枚(入手額18万200円)を61万6499円で販売した方が逮捕されています。
これから判例は増えていき、少額の利益で摘発される事例は出てくるかと思いますので、チケットの販売で利益を出さないように気を付けて下さい。

⑤お酒の販売


酒類販売免許を取得せずにお酒の販売をすると酒税法違反となります。
罰則:1年以下の懲役または50万円以下の罰金+所持品の没収

一般的にこのような販売をされる方はいらっしゃらないと思いますが、投資目的でお酒を購入される方もいらっしゃるかと思い記載をしました。

基本的には、「古物商免許+酒類販売免許を取得している買い取り業者」に対して、コレクションとしたお酒を1,2本手放すのでありましたら問題にならないかと思います。
※ヤフオクやECショップなどでは販売してはいけません。

ウィスキーやワインは価値が大きく上がるものもあります。
身近な日本のウィスキーでは「響ウィスキー30年」や「山崎25年シングルモルト」ですね。共に昔は定価16万円程で比較的購入をすることができたのですが、現在の買取価格は「響30年:50万円」「山崎25年:100万円」と異常なまでに高騰しております。

国産ウィスキーで貯蔵年数が高いものはこれからも値が上がると言われており、中国人が旅行がてらによく購入していますね。
※中国出張で取引先と合う時に免税店で購入してお土産にしますと非常に円滑な交渉ができます。笑

お酒への投資を行う方は「販売目的で所持をする」っというだけでも違法になってしまいますので、注意が必要かと思います。
年間1,2本の販売でしたらグレーかもしれませんが、販売数が多いと営利目的とみなされる可能性がぐっと上がりますので、注意をして下さい。


以上、ビジネスとして悪い転売について解説をしてみました。
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