「3兆円ヤマト」

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【写真集】





4歳の時お婆ちゃん家に行くと
毎回100円の宇宙戦艦ヤマトシリーズの
プラモを買ってくれて作ってくれた。
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

ある時
俺がこのヤマトで遊んでると
お婆ちゃんが「大和と言う船は
実際にあった船だよ」と教えてくれた。

俺は
「この波動砲が出るヤマトが
実際にあったんだ!」と
ビックリしてしまった!

当然俺は
実在した大和を見たくて
お婆ちゃんにねだってみた。

すると
押し入れの中から
凄く大きい本を取り出してきた。
(´∀`*)ウフフッ

その本は
第二次世界大戦中の写真を集めた
写真集の様だった。

俺は
お婆ちゃんの膝の上に乗って
その本を開いて見せてもらった。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°


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【希望の戦艦の金額】





この本を開くと
たくさんの兵隊さんと
たくさんの戦艦の写真が載ってた。

そして
この戦艦の写真の中に
凄く大きな戦艦の写真があった。
( *゚ェ゚))フムフム?

そしてお婆ちゃんが誇らしげに
「当時1億4000万円で作られ
現在で換算すると3兆円位の
世界一大きい戦艦大和よ」と言う。

しかし
こんな訳の解らない金額なんて
俺に想像できるはずもなく
何でお金で例えたのか謎だった。

よく見ると
波動砲がある場所には
日の丸の紋章があり
波動砲が出る穴が見当たらない。

俺は
お婆ちゃんに
「波動砲どこにあるの?」
そう聞いてみた。

すると
「このヤマトには
そんなの付いてないよ」
そう言われて凄く残念になった。


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【ミサイルの威力】





でもおばあちゃんが
「アニメの第1話に出てきた
土に埋まってたヤマトがこれだよ」
そう教えてくれた。

俺は
この事を聞いてやっと
「このヤマトを改造したのが
宇宙戦艦ヤマトなんだ!」と解った。

そして
「なるほど波動砲が無かったから
大和が負けちゃったんだ」
そう納得してしまった。

しかし俺は
「こんなに大きな船が沈むなんて
どんな攻撃受けたんだろう?」
そう感じてしまった。

この時の俺は
ミサイルの威力なんて全然解らず
こんな大きな物体が沈む事が
全然想像できなかった。

この事をお婆ちゃんに聞いてみると
「たくさんのミサイルが当たって
沈んちゃったんだよ」と言ってた。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ

でも俺は
一生懸命その状況を思い描いてみたが
全然想像できなかった。
フム((´д`*)フム


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【お風呂戦艦ヤマト】





お婆ちゃんは
この宇宙戦艦ヤマトのプラモを見て
心配してる事があったようだ。

その心配事は
「ヤマトのアニメなんて作って
戦争経験者の気持ち大丈夫かな?」
そんな独り言をたまに言ってた。

でも俺は
そんなお婆ちゃんの気持ちなんて
全く解らず宇宙戦艦ヤマトで
遊びまくってた。

そして俺は
ヤマトのプラモを買ってもらって
嬉しい気分で家に帰って行く。
ウフフ♪(。-艸・。)

家でお風呂に入る時
このヤマトのプラモを持って行き
いつもお風呂に浮かべて遊んでた。

しかし100円ヤマトは
お風呂に浮かべるとスグに沈み
この事が凄く残念でならなかった。
(´・д・`)ショボーン

でも
手で持って遊べば
水中発進が出るし空も飛ばせるし
かなり楽しく遊べた。


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【当時のラジコン】





ある日俺は
近くにある無料の子も専用
市民プールに行ってみた。
ヾ(*´∀`*)ノ

このプールは
夏が終わると水が抜かれて放置され
そこに大量の雨水がたまる。

そんなプールには
誰も用事が無いと思われたが
1人の上級生がそこにいた。
( ´・ω・)オヤオヤ?

俺は
何をしてるのかと覗きに行くと
なんと!戦艦大和のラジコンを
プールに浮かべて遊んでる!

それを見た俺は
「凄い!見せて!」と言って
上級生の所に行きずっと船を見てた。

そのラジコン大和は
船の下に水中モーターが付いてて
それが動力源で進むようだった。

俺は
戦艦の後ろにあるスクリューが回り
進んで行く様子が再現されて無くて
何かダサい船だと感じてしまった。


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【燃料切れ】





俺は
ずっと船の様子を見てたら
自分でも操縦したくなった。

そして上級生の足に抱き着き
ユサユサ揺らして
「操縦させて!」と頼んでみた。

すると上級生は
「うわ!プールに落ちる!
解った操縦して良いからやめ~!」
そう言って快く承諾してくれた。

そして操縦し始めると
「何だかこの船の動き凄く遅な」
そう感じたが
遅いおかげで操縦しやすかった。

でもしばらくすると
船の電池が切れてしまい
プールのど真ん中で止まった!
( ゚Д゚)ア!

この時上級生に
「うわ!なんて事を!」
と叫ばれてしまった。
ヽ(д`ヽ≡アタフタ≡ノ´д)ノ

そして上級生が「仕方ないから
一緒に手でプールに波を作って
引き戻そう」と言われ
一緒に必死なって引き戻した。

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