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小説
「100円ヤマト」
記事
小説
鏡面反射デジタルアート製作所(鈴木穣)
2021/08/08 16:23
【母親の実家】
4歳の時
よくおばあちゃんの家に
遊びに行っていた。
当時
俺が住んでいた場所は
埼玉県の三郷団地。
そして
お婆ちゃんの家は
東京の荒川区町屋。
この距離の移動時間は
1時間位かかるけど
よくつれってってくれた。
(*´▽`*)ウレシイ
それは
俺がいつもお婆ちゃんの家に
「行きたい!行きたい!」と
わがままを言ってたからだった。
以前我々家族は
俺が3歳~4歳の時
母親が妊娠し家事の負担を減らす為
お婆ちゃんの家に住んでいた。
この時俺は
お婆ちゃんに面倒を見てもらい
完全にお婆ちゃんっ子になってた。
ヾ(*´∀`*)ノ
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
【100円戦艦ヤマト】
その後我々家族は
安くて広くて便利な
三郷団地の抽選に当たり
三郷に引っ越す事になった。
そして
いつもお婆ちゃんに甘えてた俺は
寂しくなってわがままを言い
よくつれってってもらってた。
お婆ちゃんが住んでる町屋は
当時すごく不衛生な街だった。
オロ((ヾ(*'д';*)ノシ))オロ
駅前は
タバコの吸いカスが散らばってて
ガムがたくさん路上に捨てられてて
空き缶のフタが歩道に散らばってた。
と言っても当時は
東京丸の内もこんな状態で
今じゃありえないほど
どこも不衛生だった。
町屋に到着すると
いつもお婆ちゃんが駅前のプラモ屋で
100円の「宇宙戦艦ヤマト」のプラモを
1個買ってくれた。
このプラモデル屋は
商店街の端っこにあった。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
【ノスタルジック店】
この商店街は
店の並びに都電の駅がある
不思議でノスタルジックな場所だった。
更にこのプラモ屋は
店の中が無造作に大量に積み上げられた
プラモデルであふれかえってた。
( ゚Д゚)スゴイ
しかし
こんなゴミ屋敷みたいな場所でも
店主のお婆ちゃんは
名前を言えば1発で場所を特定できた!
俺は
この店のお婆ちゃんの記憶力は
この世の全てを知ってる神の気がして
毎回ビックリしてた!
そして俺は
このお店で100円戦艦大和を
いつも買ってもらって
お婆ちゃん家に向かう。
お婆ちゃんの家までは
大人が歩いても15分くらいかかり
町屋の中でもかなり遠い場所だった。
( ´ー`)フゥー...
お婆ちゃんの家は
隅田川の側にあり
隣に「旭電化跡地」と言う
広大な汚染地帯がある場所だった。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
【プラモ組み立て】
俺は
大人でも歩いて15分の場所まで
当然自分で歩く事が出来ず
いつもお婆ちゃんに抱っこされて行った。
到着して手を洗った後
早速プラモデルを
お婆ちゃんが作ってくれた。
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
100円戦艦ヤマトのプラモは
凄く簡単の物出たけど
4歳の俺にとっては
まだ上手く組めなかった。
そして俺は
お婆ちゃんがプラモを組み立ててる所を
ずっとワクワクしながら見てた。
((o(*´∀`*)o))わくわく♪
本当は
自分でも少し組み立ててみたかったけど
セットになってる接着剤が危険で
組み立てさせてもらえなかった。
この危険だと言われてた接着剤は
コンビニ弁当のセットになってる
マヨネーズみたいな袋に入ってた。
しかしその中に入ってる接着剤は
液体ブタンと言うプラスチックを溶かす
危険な溶剤だった。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
【カッコ良いヤマト】
しかも俺は
この液体接着剤の出し方が下手くそで
いつも「ブシャ!」と大量に出てしまい
少しだけ出すのが苦手だった。
そんな理由があって
お婆ちゃんが俺にプラモデルを
組み立てさせてくれなかった。
ショボ──(´・ω・`)──ン
この100円戦艦ヤマトは
凄く形状が雑で
かなり大雑把な作りだった。
しかし当時の俺は
そんな事なんて全く解らず
出来上がった物が凄くカッコよく見え
大満足してた。
この100円戦艦ヤマトは
お婆ちゃん家に行く度に買ったので
かなりたくさん種類を持っていた。
そして俺は
このプラモを左右の手で1隻ずつ持ち
戦わせて遊んでた。
でも俺が散らかして遊んでると
たまに父親がプラモを踏みつけて
猛烈に痛がってた。
ギャー!ε=ε=(*ノ>Д<)ノ
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