ちょうど一年前、2023年11月のジャパンカップを最後に引退して、種牡馬生活を送っているイクイノックス。ロンジンワールドベストレースホースランキングで、世界第1位を取った競走馬です。
G16勝を上げ、4歳で種牡馬入り。十分な成績を残しているとはいえ、もっと現役で走るイクイノを見たかったファンも多いですね。私も見たかったです。
初年度の種付料は、日本競馬史上最高額の2000万円。超高額にも関わらず、2024年度の種付頭数は、203頭という大人気のイクイノ君です。種付けした繁殖牝馬も錚々たるメンバー。アーモンドアイ、ソダシ、ユーバーレーベン・・・可愛いとねっこが生まれるのが本当に楽しみだなぁ。ソダシの子が何色になるのか楽しみ!
パパは演歌歌手の北島三郎さんがオーナーだったキタサンブラック。イクイノはキタサン初年度産駒にあたります。キタサンパパとは今、馬房が向かい合わせ。サラブレット親子が大人になって出会うことは奇跡的なことというのもあり、スタッフさんの粋な計らいに愛が感じられ、素敵ですよね。
イクイノックスは大人気ですし、既に引退してるし、あえて取り上げる必要もないなーと思って今まで書こうとも思わなかったんですよね。命式すら見ていなかったのですが、なんとなく見てみたところ、時代の主人公だった彼も、浴びたスポットライトと同じくらいの苦悩を抱えているので、取り上げてみようと思います。
イクイノ君は、生年月日だけだと普通というよりむしろ、ネガティブな要素の方が目立つ馬です。生まれ時間がなくても運気は読めるんだけど、生まれ時間が関係していないと、ああいう特別なスター競走馬にはならない。正直、誕生日あってるのかな?と思ってます。0:00生まれで誕生日が前後してない?と思ったり。まぁ、考えても分かりませんけど、例えば17:00-19:00生まれなら、必ず出世する命であり、革命家の命にもなるので、大谷翔平みたいな感じになる。これなら公表されている誕生日でもいける。うん。イクイノックスは競馬界の大谷翔平だ!(?)
どこか淡白なところがあり、自分を飾ることをしないので、運気が悪い時は人から誤解されやすい面もあります。自分独自のスタイルにこだわり、これと決めたら突き進むタイプです。職人気質、勝負師、技術者と言える。自分のスタイルを確立して、その世界観で生きていける、ということが大切な馬です。
なんかシュッとしてるし、正統派エリートな競走馬かと思いきや、案外そうではないんですよね。異端派、革命派タイプです。冷静沈着で大胆。弱きを助け、強きを挫く、戦国武将のような漢気あふれる泥臭い馬です。意外と頼り甲斐のある親分肌でアクが強く、意地っ張りです。自分の好みに合わないものや、自分のやり方を理解してくれない人に対しては冷たいですね。あまり心は広くないんですけど(笑)、与えられた命令を忠実に達成する為なら、どんな手段をとっても徹底的に遂行します。「仕事」の面にて、次から次へとキツイ試練が降りかかって来る命でもあり、ああ見えて結構苦労していると思われる。子供運がとても強いので、受胎率良さそう。
表面に現れるキャラは、マスコミ運が強いエンターテイナーであり、なんとなく愛嬌があるチャーミングな雰囲気を醸し出す。なお、食べることには一生困らない。
性格的には、大衆の気持ちを掴むのが上手く、他人を押し除けて自分が前に行くことはしないけど、その奥にはプライドが高さがあります。目立ちたがり屋で、人前に出ることで自分らしさを発揮出来るタイプ。ですから、観客がいればいるほど「俺の舞台!」って感じだったと思う。もちろん今も、顔を人前に出すことでご機嫌になれるし、運気を高めていく馬なので、マスコミやファンの皆さんの前に立つ機会が多ければ多い方がいい。感受性の強さもありますのでデリケートな部分もあります。派閥争いやドロドロな関係は苦手なので、馬の縦社会はちょっと苦手そう。
キタサンブラックには、まぁ、まぁまぁ似てる。お互い好感をもてる関係ですし、一緒にいると仲よしグループを形成する仲で、相乗効果もあります。仲良し親子。
主戦だったルメール騎手とは、意外にも可もなく不可もなく・・・一体感を感じられる相性で、性格的に理解しやすい部分はありますけど、一緒に組んで相乗効果があるわけではないですね。もちろん、ルメール騎手の技術力あってこそだと思います。
4歳で引退するまで凄まじい成績を残したイクイノックスですが、普通に考えれば馬生最高の出世運だっただろうと考えられるのですが、実はそうではなく、別に特別凄く良い運気というわけでもない。私が誕生日を疑っているのは、そこなんですよね。でも、大谷翔平だからな・・・。
3歳後半までは人気がある良い運気ではあるけど。技術力が光る馬生期ですね。日常的には活発で何事にも誠意を持ってあたり、効果もあります。社会的な地位や名誉も受けられる。周囲からの人望もあり、いい雰囲気で過ごせる時期だけど、結果的には大きな利益を得るには至らない情勢です。あの成績でも、利益は少ない方だった!ですから、この運気がもっと良ければ、G16勝以上の成績を残していたと考えられ、イクイノックスの底力は、実は私達は見ていなかった・・・ということになりますね・・・。
3歳後半に、人生の大転換期が来ています。生きている環境全てを変えなければいけない時期。180度生活が変わる転換期ですので、4歳の引退も必然でした。
3歳後半-6歳後半:不調さを感じる時期です。病気にも注意ですから、人気があるのはわかるけど種付頭数もイクイノ君の体調を最大限考慮しつつ行うのが良いでしょう。していると思いますけど。
この時期は基本的に凶運です。流れに逆らわず、負けて勝つ工夫が必要な馬生期です。こういった運気なので、4歳で引退は最高のタイミングであり、成績を残すには結構ギリギリなタイミングでもありました。「5歳のイクイノックスも見たかった」という声もありますが、逆に見なくて良かったかもしれません。「もっと見たかった」からこそ伝説になる。
6歳後半-9歳後半:この時期はまた更に運気が下がり、心が彷徨いやすく、日常的な苦心を抱えることになります。充実できない馬生期で、外見でどう見えていてもストレスを抱えています。体調にも注意が必要です。
9歳後半は運気は少し盛り返しますが、かといって良い運気というわけでもなく、ちょっともう書くのが心苦しくなってきたので割愛させていただきます・・・。
彼にとって、種馬生活は楽しいものではないかもしれません。でもそうですよね。サンデーサイレンスやディープインパクトの繁殖の話読むと壮絶だもん・・・。
15歳後半から、やっとホッと出来る運気がやってきますね。現役時代よりも良い運気です。信じられないことに、イクイノ君は大器晩成。信じられませんよね。あんな成績残したのに。
晩年の方が若い時より遥かに良い運気が来ますので、サンデーサイレンスやディープインパクトのように、産駒が大活躍して日本競馬界においてイクイノ産駒が一大勢力となっていくかもしれません。
長い苦悩の馬生期に入ってしまいましたが、暗闇の先には光が必ずイクイノックスを迎えてくれます。おじいちゃんになった頃、やっと落ち着いて安心出来る時間を過ごすことが出来ます。ドウデュースと縁側でお茶でも飲みながら。
こうして考えてみると、どんな偉業を成し遂げた人も馬もそうですが、やはり幸せと不幸は人生を全うした時にやっとプラマイゼロになるのかな・・・と思います。長く生きて見ないと分からないことがあるのかもな。
(あくまでも公表されている生年月日を元に、生まれ時間を勝手に妄想して書きましたのであしからず・・・。)